実験とかにも使う乳鉢です。
昨日練香のメンテナンスをしました。
腕や首筋につける固形の香水、練香ではありません。
熱い灰でたくお香です。
香りの良い小粒の泥団子と言った感じです。
これまたメルカリで使いかけをゆずってもらいました。パッサパサです。捨てられてもおかしくない状態です。原形が残っている粒を取り出して
説明書に書いてある通り、水を少量入れた器でコロコロ転がすと湿り気が戻り香り始めました。
水だけでもいいそうですが、
抗菌作用もある蜂蜜を溶かした水を使いました。
養蜂家の方に教えていただきましたが、
ほとんどの蜂蜜が加熱処理をされているそうです。
最近、冬蜂蜜が固まった経験がある方は少ないと思います。
寒い時期や冷蔵庫で
固まるものは加熱処理がされていない
天然そのままの蜂蜜です。
加熱された蜂蜜はただの甘い汁だそうです。昔は誰でも低温になると蜂蜜は固まると知っていて常識でした。
でも知らない人が増え、
店に文句を言うようになり
見かけだけ良いように加熱処理されるようになりました。加熱処理が常識となりました。
加熱した蜂蜜は固まることがありません。
無知により蜂蜜本来の栄養や風味を
味わうことができなくなりました。
これ、実家近くの養蜂家の蜂蜜なんで
昔ながらの味です。田舎だと都会で手に入りにくいものが普通に売っています。都会に売っているものはほぼネットで買えます。
残った崩れた香は蜂蜜を混ぜて乳鉢で擦り合わせました。
水も数滴ずつ入れてグリグリマゼマゼ。
いい香りがして来ました。
ラップを敷いて、チビチビ丸めます。
ラップを敷いて、チビチビ丸めます。
香炉用に元の大きさより小さく丸めました。
もともと乾燥させた香木の粉と
炭などを練りこんだものなので、
表面はポソポソしています。
香木は貴重品です。メンテナンスして
物は大事に使いたいです。
追記:令和の時代がやって来ます。
今年の冬
梅の花の香り思いながら
このお香を焚いて楽しみたいと思います。