解説編
DVDのはじめに
『烏賊のいない場所はない』
と言ってます。
これは間違いでもあり、間違っていなくもあります。
『烏賊のいない場所はない』は、正確に言えばそこがとどまる場所か回遊のみの場所かと言う事。
どんなショボい場所でも、奥まった漁港でも烏賊はいます。
ただそれはベイトについて入ってきてたり、潮にのって入ってきてたり、何らかの要因で一時その場所にいたにすぎず、そこにたえずいるかと言えば違います。
回遊ルートになってるだけの場所もあります。
藻場や岩礁帯、身を隠せるシモリがある、潮通しがいいなど、とどまる要素がより多い場所には長くいます。
ある意味、アオリイカは回遊するロックフィッシュなのです。
また、たいていの方は経験があるかと思いますが烏賊が見えている。いるのがわかっていても釣れない事があります。
これは個人的な見解として
①、5割の釣れない烏賊
②、3割のニュートラルな烏賊
③、2割の中で、エギに反応する烏賊、餌に反応する烏賊
と言う考え方です。
現実にはありえませんが、海を完全に区切り、その中に10パイの烏賊がいたとします。
その10パイの中で
①の5ハイの釣れない烏賊
これは何をやっても釣れない烏賊。
つまり全く反応しない烏賊
②の3ハイのニュートラルな烏賊
基本的には釣れないが何らかの要因でスイッチが入り、釣る事が出来る烏賊
③の2ハイの中で、餌に反応する烏賊、エギに反応する烏賊
餌木を投入すれば無条件に抱いてくる烏賊。
また、餌木には反応が悪いが餌でなら釣れる烏賊。
に大別できると思います。
1はどうやっても釣ることは出来ません。
3は無条件に釣れます。
より釣るためには2のニュートラルフィッシュにいかにしてスイッチを入れて釣る事が出来るかがキーになります。
その答えのひとつとしてだしたのがフリーフォールスラックジャークです。
通常では2ないし、1しか釣れない烏賊を2、3。もしかすると4ハイ釣る為の答えのひとつだと思ってます。
しかし、以前書いたように釣れるはずの烏賊でも『危険察知能力』が高く、反応しなくなるものやプレッシャー、天候、タックル等々様々な要素が複雑にからんできます。
話がそれましたが『烏賊のいない場所はない』と言うのは烏賊はどこにでもいるが
『今は』その場所に烏賊がいない。
『今は』その場所に反応する烏賊がいない。
といった事もあると言う意味なのです。