秋イカ攻略・山陰地方(10月中旬)編
秋イカ攻略・山陰地方編では唯一の漁港での釣りをやってます。
基本、漁港や地磯は撮影や取材で使うと少なからず人が増え、ゴミやトラブルのもとになりますし、撮影の為に場所とりはしたくないし、移動してきたら先行者がいて入る場所がないというような事態をさけ、なんやかやとわずらわされたくなかったので渡船利用をメインにと考えてましたが堤防からの絵もほしいとの事で撮影がはじまりました。
釣れてる時、シーズンがはじまってから、『さぁ撮影』とできればいいですが撮影日はかなり前から決められているので思うようにいきません。
初日は爆風な上に青物がまわっていてたまにナブラがおこる激タフでした。
そんなわけでこの日は陽が完全に落ちるまで殆ど釣れずに真っ暗になってからポロポロ釣れだして結構な数を釣りましたが釣れてから持っている絵になるので絵的に面白くないのでカットになりました。
二日目どうするかを上畠君とはなして、状況的に激変する事はないので風向きしだいではダメになるけど私のよく行く地磯にするか、大きく場所を変えて新規開拓するか悩んだ末、風裏にまわれる渡船を選びました。
はじめていく場所での移動が限られる渡船利用にどうなるかと思いましたが結果的にこれが大アタリ、納まり切らないのでカットされた部分を入れたら莫大な数が釣れました。
しかし上畠くんのネタ的とも言える人がコメントを撮っている時のヒット。
面白がって人がコメント撮りだしたら超本気で釣るのにはまいりました(笑)
二日目の二回目にのった私が気に入った磯場。
その中で
『やっぱりオレンジやな』
と言ってる部分があります。
これは二人して夢中になりすぎてカットされてますが、足元迄ついて来た烏賊がいて、上畠君がスギオレンジ。私がスギピンクで何度投げても、層を変えても、位置を変えても、ディープパープルに変えてもスギオレンジにしか反応しなかったのです。
これはエギの模様、サイズは全く同じ、タックルもほぼ同じなので明らかにオレンジにだけ反応していたのでオレンジに変えて沖にキャストすると一発で釣れた為のコメントです。
エギングを2000日以上やってて数えるぐらいしかありませんが明らかに特定のカラーに反応がよかった数少ない経験でした。
烏賊はよく色盲と言われますし、カラーよりもコントラストの識別能力がすぐれているという実験結果があります。
私も現場でカラーは視認性重視でコントラストの激しいものが釣れると感じていたのでクレイジーシュリンプが生まれました。
全てではないですが、ご当地カラーがあるようにカラーが釣果を左右する事もあるのを思い知らされた撮影でした。
映像にはおさまってないので、どの磯も数ハイ釣ったら移動してるようになってますが、どの磯も数十ハイ釣り、釣れなくて移動ではなく釣れ過ぎて画に変化がないから移動と言う珍しい撮影でもありました。