こぢこぢのフリータイム-2011010716230001.jpg
エギングにおいて直接烏賊とふれ、ある意味一番必要なのが『餌木』です。

各メーカーさんから色んな種類、形、特徴を持った餌木が出ています。

見た目がいいから。
カラーが好きだから。
でかいのを釣ったから。
有名な人が使っているから。
店ですすめられたから。
アクションがすきだから。

十人十色。色んな理由で餌木を選ばれているかと思います。


同じ餌木を使い続ける事で自然と体にその餌木の特性やリズムが刻まれていきます。

それにより、わずかな変化や違和感がわかるようになり、藻やゴミがついていてちゃんと餌木が動いていないのや今までわからなかったレベルのアタリがわかる、抵抗から潮のきき具合、フォール速度、跳ね上がり具合、使い込めば違和感から後ろについたのがわかる。などなど技術、釣果は確実にあがります。

パッケージの裏や雑誌なんかにこの餌木は1メートル何秒で沈むとありますが漁港内と磯場、潮がきいているかいないか?ラインやリーダーの号数や長さ、塩分濃度、足場の高さなどからくるライン抵抗。
同じ条件と言うものは自然界にはないですし、ありとあらゆる要素でフォール速度は違ってきます。あくまで物凄くアバウトな数字と思ったほうがよいかと思います。

フォール速度も同じ餌木を使い続ける事で体が自然と覚えるものです。


私はプロスペック以外の餌木はどんなものか感じを見る為に使う事はあっても使い続ける事はありませんが使える方には上の説明と矛盾しますが例えばダート系から跳ね上がり系の餌木に変える。
同じサイズでもシルエットの違う餌木を使う事でもアピールや釣れない時の打開策になる事もあります。

私はめんどくさがりなのでつけた餌木がなくなるまで変えません。
それでも釣れます。

この状況ではアクションのいい餌木でこの状況では跳ねあがりの良い餌木。
カラーはこの水色なら…。

なんて色々考えを組み立てて釣れたら嬉しさもひとしおですが、ひとつの餌木でいかにして釣るかも楽しいもんですよ。


話はかわりますが釣具屋さんに餌木がちゃんと動かない等とクレームで持ち込まれる方が結構いるそうです。

確かに極稀にですが本当に最初から不良品もあります。

しかし、大抵の原因は自分にあったりします。

一番多いのは餌木が手前に来て回収する時にテトラや壁にぶつけている事です。
打ちつけかたによっては変形したりしてちゃんとアクションしなくなります。

また車内に置きっぱなしは高温で変形したりします。

動きがおかしかったりしたらお金を払っているのだし釣具屋さんに持ち込むのは当然です。
でもおかしいと思った時点で使うのをやめておかないといけません。

おかしいと思った後も使い続けて布がさけたりボロボロの餌木を持ち込み、最初から動きがおかしかった。水が入ってるなどと言っても判別のしようがありません。
もちろんクレームなんか通りません。

これを読んで、『そんなやついないやろ~』と思うかも知れませんが実際は餌木に限らずかなりのクレームがこんな状態です。

本当に不良品であるならばメーカーはちゃんとした対応をしなくてはいけません。
信用にもかかわるし、ユーザーがへるんですから。

だからすぐに使うのをやめておくのをお勧めします。

極論を言えば百均の餌木でも釣れない事はありません。
けれども釣果に差はでるでしょうし、お気に入りの餌木で釣った時の嬉しさはなんとも言えません。

好きな餌木で楽しみたいですね。