まいどっパー クレイジーです

 

 

前回の続きです

 

 

ここ数年のクレイジー弓角にはほぼ溝を彫っているので溝彫りをします

 

リスペクトしているブルラン村田氏やその他の先人達も溝彫りをルーターでやっているようですが・・・私は不器用なのでルーターでは上手に彫れませんえーん そこで試行錯誤の末 ある道具を使って彫っているのですが・・・これは企業秘密ですグラサン

 

 

溝彫りを終えたら曲げです

 

曲げもターボライターやガスコンロで炙るなど様々なやり方があるのですが私は一番簡単で修正も効く 『 湯煎 』 で昔からやっていますニヤリ熱湯に30秒程浸けるといい感じの柔らかさになるので柔らかい内に手で曲げています

 

 

 

 

 

 

溝・曲げが終わるとゴールが見えた気になるのですが・・・実はこの後全行程の中で2番目に難易度の高い 『 杭打ち 』 があります

 

 

針を固定するのに2液タイプの接着剤を使っているのですが・・・

 

 

 
 

この接着剤だけだと使っている内に針が回ったり、最悪抜ける心配があります

そこで針に欠きを入れ、その欠きに合わせて回転・抜け防止の杭を打つ工程ですあせるあせるあせる

 

 

決して太くない針のチモトを半分くらい欠く&厚3.0mmのPETに合わせた短い杭を作って打ち込む・・・これが面倒でないわけがない滝汗

 

 

杭が短すぎてもバツレッド 長すぎてもバツレッド ベストは2.5~2.7mmの長さ

 

 

 

 

しかもチモトも上手に半分くらい欠かないと逆に杭を打つことで針が曲がって付いてしまうし、欠きすぎると折れますショボーン

 

 

 
 
 
回転&抜け止めの杭を打ったものを側面から見るとこんな感じ
 
 
 
 
背側からだとこんな感じ
 
杭は腹側から打ちその後シートなどを貼るのであんまり目立ちませんがこの大変で地味な作業をすることで実釣時に大きな差となりますウインク
 
 
 

 

苦行のような地道な作業を終えこんな感じで数本だけ様子見の色付けをしました

 

 

 

 

 

一部杭が長すぎてPET板から飛び出ているものもいくつかありますが・・・ま、まぁよろしぃーわぃニヒヒ

 

 

 

 
 
色付けはこのようにシートを貼ったり、塗ったり重ね貼りしたり(笑)色々です
 
 
色付け終えてコーティグ待ちがこんな感じ

 

 

 
 
反射してるのでそれなりに艶やかですが仕上がりはこんなものでは❌
 
 
 
 
 
 
 
物によってはアワビシートを貼るのでかなりコスト高ですが私が一番信頼しているのは白アワビの角なのでしゃーない
 
 
 
 
 
 
今回は二度漬けのコーティング仕上げで完成としました🙆
 
少しだけ作った5ミリ厚角
立体感・存在感共に申し分ナシ
 
 
 
通常の3ミリ厚
 
スケルトン系
 
 
 
ピンク系
 
 
 
ブルー系
 
 
 
自分が好んで使うカラー
 
 
 
もはや神カラーのピングロ
画像ありませんがベリー(腹部)にグローシールを貼ってあります
 
 
 
コーティングした後は輝き・艶やかさが違いますね😁
 
 
 
 
完全ハンドメイドで多少の仕損品も製品化しているため大きさや形にビミョーな違いがあります(笑)
 
 
 
 
 
 
 
年内にもう一度作る予定なのでその時は久々に作った今回よりもクオリティアップ出来ると思います👍
 
 
まぁ、漁具なんてクオリティよりも釣れるか釣れないかが重要なんですけどねてへぺろてへぺろてへぺろ