凸(デコ)@新梅田食道街 | ディックの独白 / Dick's Monologue

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専門店顔負けの味

 

 

 凸(デコ)

 

新梅田食道街にあるお店で、僕のカテゴライズ上では小料理屋さん。

つまり和食を柱とした美味しい料理とお酒がいただけるお店なのです。それなのに随分のご無沙汰。メモ帳を繰ってみると、昨年12月以来実に7ヶ月ぶりの訪問でした。

でもその間土曜日に何度か立ち寄っていたのですが、たまたま臨時休業の日にぶち当たっていたみたいでした。それならいっそのこと宝くじの一等賞でも当たりたいわ。

 

 

他のブロガーさん達の訪問記を読むことで、あたかも自分もその場に居る気になっていましたが、いかんせんそれで満足できるタチではないのです。三現主義をモットーにしているので、やはり直に訪問するに限ります。

この日は二軒目使いだったので、少々遅めの訪問。もちろん常連さん達は幾人かいましたが、なんとか座ることができました。

 

 

ここで最初に目を通すべきは、本日のおすすめメニュー。マスターの目利きによる食材を使った品々は食べなきゃ損するよ。

 

 

 

芋焼酎 サニークリーム

 

最近は芋焼酎を好んでいます。そういえば以前に飲んだフラミンゴオレンジを思い出してマスターに所望。残念ながら置いてはいなかったのですが、同じ国分酒造で作られているサニークリームを勧められました。

 

 

 

甘い香りが特徴的。これは美味い。

安田杜氏は現代の名工と称されるが、その評価に一分の疑いもないですね。国分酒造、いや安田杜氏のお酒は僕の好みだな。

 

 

 

つきだし

 

この日のつきだしはオーソドックスなものでしたが、和食出身のマスターが作る煮物は角が無く柔らかな味わい。

 

 

本まぐろ脳天炙り

 

なんとも贅沢な一品。トロと赤身のいいとこどりの部位が脳天。この部位は保存が効かないと聞くので新鮮そのもの。

 

 

美味しい食材は見た目も麗しいですね。

 

 

この旨さを伝える言葉が見つからない。だから実食するに限るのよ。

 

 

茄子とひき肉キーマカレー

 

実は大のカレー好き。3食がカレーであってもいい!と思っているほど。

ちなみに今流行っているスパイスカレーも嫌いではないけど、とろみのあってフォンドボーベースの欧風カレー(と言っても日本発祥だけど)が一番の好み。

 

 

そんな僕がおすすめメニューのカレーの文字を見逃すはずがありません。

それにフォンドボー≒出汁=和食が成立するはずなので、マスターが織りなすカレーが上手くないはずがない。望月論文のABC予想の証明より、簡単に理解可能。査読のためには食べればいいのだ。

 

 

う、うまぁ~。これよこれ、お代わりしようかと真剣に考えたほど。

 

 

そして目の前には、いつも僕を悩ます三姉妹。でもなぜだか、末っ子の知多をいつも指名してしまうのです。サニークリームにも通ずる甘い香りがするからだろうか。

猫に木天蓼(またたび)なら、僕にはゲランのモン ゲラン です(>_<)

 

知多ハイボール

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知多を と伝えると、ありがとうございますとマスターの返答が店内に響きます。謹厳実直という言葉が似合う人です。前述のありがとう~はマスターにとっては当たり前のことだろうけど、注文する側からすると感じよく受けとめられるのです。

 

 

 

肉厚ハムカツ

 

知多の軽やかさ、滑らかさに負けない一品としてハムカツを指名。どこのハムかは聞きそびれたけど、以前には大山か明宝を使っていたこともあったように記憶しています。

 

 

食べやすさを重視しているのでしょう、恐らく細目のパン粉を使用。

居酒屋さんの多くは荒目のものを使っているので、見た目が全然違いますね。

微に入り細を穿つ そんな言葉が浮かんできました。

 

 

今宵も美味かったです、マスター。

また来ますね~。