おいしおすなぁ〜
入院中のひとコマ。二名相部屋だけど、初日以外は入院中相方がいなかったので、個室同然に使わせていただきました。
相部屋のマナーはTVを観る時はイヤホン装着、21時消灯厳守。でも一人だと気兼ねなく音がだせて、21時以降も手元照明灯で本読んだりTV観たりして、普段はしない夜更かしをしていました。また個室だと部屋代が倍増するので色んな意味で得をしました。
右下の写真はエコノミー症候群予防のためのタイツ。手術後は数日間寝たきりだったので、病院の指導の下これを履いていました。足だけ見るとまるでバレリーノ。太すぎるか。
近況報告はここまで。以降、普段通りのブログに戻します。
冒頭にも書いたけど、術後初の食べ歩き。退院後は自宅と会社と病院のトライアングルだったので、そこ以外に出歩くのは初めて。僅かな距離しか歩いていないので、体力の衰えを実感しました。
もうアスリートではないな。
切通し 進々堂
京都で舞妓さんと言えば祇園。その舞妓さん達御用達と云われる喫茶店がここ切通し 進々堂。
祇園町北側の切通し、四条通側から入ってすぐにあるそのお店へサンドウィッチを食べに行ってきました。
なおここは個人店であり、京都市内に展開するベーカーリーの進々堂とは全く関係はありません。更に言えば、京大北門前 進々堂も前出のベーカーリーと創業者は同じ続木斉氏なんだけど、今は何の関係もないようです。(今もその張り紙されているかは不明) そして今回紹介する切通しのお店とも関係ありません。
店頭の棚に著名人のサインが入った福玉が飾られています。師走になると、舞妓さんが馴染客からいただく いわばお年玉で、この素材は餅皮。お汁粉に入れて食べることもできるそうです。
こちらのご主人は福玉作りで有名だったそうですが、2020年に鬼籍に入られています。
奥まったところに喫茶店への扉がありますが、喫茶店の存在を知らなかったら扉を開ける気にはなりません。人んちに勝手に入ってしまうように思えるので。でも注意深く見れば、ガラス扉に営業中の看板が掲げてあるので、明らかに商いのための扉とわかるはず。
こじんまりとした店内。落ち着いた壁色、絵画、革張りの椅子は、まるで時間がここだけ流れを止まっているかのようです。
厨房との間仕切壁には、舞妓さん達の祝い札がびっしりと飾られています。馴染みの舞妓さんの名前を探してみたけど見つからない。でもよく考えたら、舞妓さんに知り合いいなかったわ。
舞妓さんの祝い札という贔屓目があったとしても、華やかさが伝わってくるのは間違いありません。本物の舞妓さんだと、更に華やかなんだろうな。
上玉子トースト、ミックスジュース
無類の珈琲好きなのに飲めません。だからジュースです。
もし舞妓さんが入ってきて「今日は暑おすなぁ なにか冷たいものでもおくれやす」と口を開いたら、これをあちらの方に と言いだせる万全の構えでしたが、肝心の舞妓さんが現れませんでした。
このお店のメニューで「上」が付くと、フィリングにきゅうりが加わるそうです。
それにしても厚みが想像以上。おちょぼ口の舞妓さんが、これをどうやって食べるのか見てみたい。
ばらけないよう爪楊枝で止められていますが、真ん中のみで両端はフリー。零れ落ちないように食べることに神経を使いました。
きゅうりの厚みが想像以上。薄く切るのがサンドウィッチ用とは限らないんだ。
トーストにはなにも塗られておらず、純粋に玉子とキュウリの味、そして食材の食感の違いを楽しむものでした。
これと前後して、僕が作ったサンドウィッチ。マヨネーズ、ケチャップ多用で、進々堂のものとは真逆。でもこれはこれで美味いのです、自画自賛だけど許して。
店頭に出ると、スイーツを販売しています。
折角なのでお土産として購入。ネーミングがいいのよ。
みどり~の、ババロア
舞妓さんの言い回しがスイーツの名前になっています。他にも、あかい~の もあります。
進々堂あとにして切通しを北上。ここは京都らしい町並みなので好きやわ。
ここ祇園巽橋は、テレビドラマの収録や結婚式の記念写真の撮影場所として、よく使われている場所です。一番絵になる場所やね。
芸事の上達にご利益があるとして、舞妓さん芸妓さんの信仰を集める辰巳大明神。
新橋通りに並ぶ京町屋。これぞ映えスポット。
祇園には着物姿の観光客も多いのです。着物をレンタルしてくれるお店もありますからね。
僕なら長谷川平蔵のような火付盗賊改役頭の身なりをして、前後に同心を従えて白川筋を馬を走らせてみたいわ。鬼平犯科帳の見過ぎかな。
また来ます。