スタンド ソバサンカク+ヒツジホシ@十三 | ディックの独白 / Dick's Monologue

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Two Blessings at once. 

 

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  スタンド ソバサンカク+ヒツジホシ

 

この日の飲み会はチャーミングなMさんからの声かけがきっかけ。Mさんが参加したある宴席で、同席した人から久しく僕と会っていないとの話がでたことから三人で飲みに行こうと話になったらしい。

面白い、非常に面白い。自分が知らないところで自身を含めた飲み会の話が進むとは面白いし、誘ってもらえるのはありがたい。ならばお店選びの役目を担いましょう。

 

久方ぶりに会うことになるその人はクールビューティーなDちゃん。ブログを遡ると、記録に残っているのはなんと3年半前のビアホイでの飲み会以来となるようです。

 

 

 

 

4つの候補店を挙げて、絞り込んだお店がここ

スタンド ソバサンカク+ヒツジホシ 

 

2020年12月にオープン。「スタンド  ソバサンカク」という名前は酒場に張ったネットワークを通じて知っていましたが、そちらは大阪駅前ビルにある「スタンド  ソバサンカク シノブチャン」。

十三にあるこのお店は、その十割蕎麦を目玉とする「スタンド ソバサンカク」とスパイス料理を得手とする「スパイスにぼし」のコラボ店舗。「スタンド ソバサンカク」の他店舗とは違うスタイルです。

そもそもソバサンカクも地獄谷の「餃子さんかく」が手掛けているらしく、一体なにが料理の主軸なのか調べるほどわけがわからなくなってきました。まぁ美味しければそれでいいのです。

 

 

阪急十三駅西改札口から徒歩3分ほど。

どこにお店があるんだ~?

お店の場所がわかりにくいとネットに飛び交っていましたが本当にわからない。歩道にはお店の行燈が出ているのだけど。

 

辺りを見回すと建物の間にふと目が留まりました。ここが入り口ではないだろうか…?

 

誇張ではなく、両肩が建物の壁に擦れるほど狭小な通路を奥に奥に歩みを進めていくと、店員さんがお出迎えしてくれていました。この写真何度見返してみても、高いホスピタリティが伝わってきますね。

 

 

奥には広々とした空間。そしてそこには立ち飲みカウンター。

写真撮影の許可を求めると、すごくガタイのいい店員さんが満面の笑顔で了解してくれましたが、店内に貼られたポスターをあとで思い返すと、もしかしてプロレス関係者だったかも。


…知らんけど。

 

 

そして座敷もあるのです。立ち飲みと座敷での座り飲みが共存するお店ってなんだか面白い。

パシャパシャと撮影ばかりしていたら、女性陣が所在なく座っていました。ごめんね~💦

 

 

まずはDちゃんとの再会を記念して乾杯。

 

 

 

羊肉マトン串

 

このお店をチョイスしたのは、羊肉を食べたいというDちゃんの熱意にほだされたから。確か羊肉を食べたのはarakan777さんこと、おやじさんと約3年前に行ったのが最後だったかな。

 

 

らむ屋 岩本は今は上田ジンギスカンという店名に代わっています。

 

マトンはラムに比べてにおいやクセがつよいのが特徴ですが、ここのマトンはそんなことありません。とは言え、しっかりとした肉質感のある旨味がとってもいい。赤いのはスパイスかな、いい仕事しています。

 

羊肉ラムタン串

これぞ羊肉、抜群に柔らかい。それにしても串が長すぎて、喉奥つきそうになるわ。

 

 

 

ドラゴン青菜炒め

名前からして危険な香りのする料理名。ドラゴン=口から火を吹く=めちゃ辛 との方程式が成り立つのではないか。そんな懸念を見せる僕に対して、大丈夫よ〜と無邪気な言葉で安心させようとするMさん。でも小皿目一杯盛られたジョロキアを平然と食べる彼女の言うことをまともに受け止めるわけにはいかないのです。

 

 

でも大丈夫、ドラゴンにはなりませんでした。Mさん、疑ってごめんよー。

 

 

成吉思汗(ジンギスカン)

羊肉といえば、やはりジンギスカン。お皿に乗って出されたけど、自身で焼くジンギスカン鍋スタイルだともっと嬉しい。

 

 

羊肉を前にして興奮を隠しきれない女性陣。かたや美女二人を前にして、僕も興奮を隠しきれません。←なんか違〜う

 

 

誰が言い出したか定かではありませんが、赤ワインをボトルで注文。グラスですか?とスタッフの方が確認するも、我々にはボトルの選択肢以外ないのです。

 

 

 

シャトーシャロン 2016

 

 

普段なら白ワイン。でも羊肉との組み合わせ、そしてなにより冷やしてあるとの説明を受けたので注文。喉越しがいい〜。

 

いぶりがっこクリチー

以前にどこかのお店で食べたのが美味しかった記憶があったので、お二人にお勧め。

 

 

 

「龍のたまご」の出汁巻

濃厚な色あいが、このたまごのコクを物語っています。キャビアに負けない濃厚さということ。

 

 

これなんだったろう😅

 

 

 

毛沢東ラムチョップ

スパイス料理ともなると、やはり毛沢東スペアリブを筆頭格としてあげる人は多いのではないかな。湖南省出身の毛沢東がこよなく愛した郷土料理、湖南料理の唐辛子炒めに由来したそうですが、これは羊肉を使った料理にアレンジしたもの。ちなみに湖南料理は中国八大料理のひとつであり、本場中国では四川料理よりも辛い、もしくは酸味の効いた辛さとの位置づけだそうです。酸辣湯なんかは我々にも馴染みありますね。

 

 

ガツンとくる辛さ。でも暴力的ではないので食べられま、ま、ま〜 痺れたわ。

この辺りで気づいたけど、Dちゃんこんなにも食べる人だったっけ? このお店出た後でも、その食べっぷりを見せつけられたけど、それはまた別記事にて紹介します。

 

 

 

日本酒飲み比べ

コラボ店舗が扱う飲み比べ、今西酒造と西田酒造の両蔵元がコラボした企画。

 

 

同じ酒米を使って同じ精米歩合して、別々の蔵元で造ったお酒。違いは麹と酵母。それがアルコール度数や味に現れてくるのです。いや実に面白い趣向だね。

 

 

この飲み比べに挑むのはMさーん。アルコール度数の軽いみむろ杉はさっぱりとして飲みやすかっ…あれれ、僕も飲んでいたのかな?

 

 

ハイテンションな女性陣。いい雰囲気のお店に加えて、美味しいお料理とお酒にご満悦。

 

 

 

羊肉100%ハンバーグ

 これは珍しい、というか初めて口にするハンバーグ。

 

 

Dちゃんが黄身割りの儀式までやってくれたのに、味を覚えていないとは何たる不覚。酔いがまわっていたようです。

 

 

 

十割蕎麦 

〆はもちろん蕎麦。蕎麦薬味はキャビア風オリーブ油とトリュフ塩の2種をチョイス。3種もあるけど、薬味が2種とは全くの別物。

 

 

これは羊肉のつけ汁だったかな。忘れちゃった。

 

 

滅多に口にしない十割蕎麦。粉っぽいというイメージを持っていたけど、そこまでざらざら感は感じず。でも口の中でふつっと切れてしまう感覚は、まごうことなき十割蕎麦。トリュフ塩が僕の口に合ったなぁ。

 

 

ポートレート スタジオ照明で撮影した写真。性能のいいスマホってすごいなぁ。Mさんのだけど。

 

 

普段は小食のMさん、気持ちのいいDちゃんの食べっぷりに引きずられたのか、二人とも食べる食べる。

超盛にすればよかったかもしれません。

 

 

あっという間の2時間半。再会を果たしたDちゃんとの四方山話は尽きません。でもそろそろお店も混んできたので河岸を変えることにしましょう。

 

 

ご馳走様でした!

音に聞こえた「ソバサンカク」シリーズ。初めての訪問がスパイス料理とのコラボでしたが美味しかったですね。それにレトロな空間がいい。他の店舗にも行ってみたくなりました。でもここ十三のお店にもまた来たいと思います。