大阪では緊急事態宣言が解除され、引き続き まん延防止等重点措置に基づく要請が発令されました。とはいえ飲食店の酒類提供が19時までなら可能となったことは、お店にとっても我々消費者にとっても大きな潮流の変化。
書を捨てよ 町へ出よう は寺山修司。今の世を見たら、彼ならなんと表現するだろうか。寺山本人ではないので分からないまでも、現実の人生は町なかにあるという姿勢は崩さないだろうな。
さて僕も現実を見るため心斎橋PARCOへ。緊急事態に入る前に来た以来なので、実に2ヶ月半ぶりかな。
入口脇にあるゴジラ。新たな待ち合わせスポットでも狙っているのか知らないけど、唐突に置かれても戸惑うばかり。PARCO内に大阪初のゴジラ・ストアがあるからだろうけど、関西にはゴジラはそんなにも馴染みないからなぁ。
ネオン食堂街に舞い降りると、まずはパトロール。おや、前回に訪問したニューすしセンターはまだクローズしてるやん。
実はこのお店を狙ってきたんだけどね。
残念! でもまた来る口実できたな。
一方、大半のお店はオープン。金獅子にも心惹かれたけど、やっぱりここかなと決めたのが
大衆食堂 スタンドそのだ
まん延防止要請では、飲食店を利用するなら感染対策が徹底されているところを選ぶよう謳われています。
このお店の対策は、入店時の消毒と検温、そして衝立による席ごと隔離、テーブル席では向かい合わせではなく斜め向かいに座ることを徹底されていました。堅苦しく感じるけど、これが営業の条件なので、お客さん素直に従っています。そして前回来た時と違い、全体的に静か。賑やかさとは少し一線を画しているのは、やはり騒がないことをお客さん個々人が意識しているのでしょう。
まずはビールから。
メキシコきゅうり
メキシコという言葉にジョロキアに通ずる不穏なものを感じたので、辛さを確認。サルサソースかホットソースなるものがかかっていて、少し辛いと聞いたけど、話のネタに注文。赤いとこ、要注意でした。
名物 肉豆腐
濃い味つけのお肉には、あっさりとした絹ごし豆腐がベストマッチ。看板メニューだけあって、見た目も味もお見事です。
うずらたまご燻製
燻製の香りよりも、濃厚な味が強烈に記憶に残っています。それだけパンチのある味。これはアルコールが進みます。
手作りシューマイ
あまりの大きさに驚きました。デカイすぎるわ、これ。でも決して大雑把ではなく、丁寧に作られているのを感じました。
枝豆とコーンのかき揚げ
サクサクの食感と、ふと口の中に広がるコーンの甘さがとっても好ましい〜。これは何個でも食べられそうです。
赤ウインナーカツ
赤ウインナーがメニューに並んでいるならば、注文したくなるのはいつものこと。たとえそれが揚げ物であったとしても。
赤いビジュアルも本当は欠かしたくない要素なんだけど、今回それは目をつぶるしかないか。背に腹はかえられぬとはこのこと。
さてこのお店ではここまでとしましょう。
町へ出たものの、もう少し現実の人生とやらを探し歩いてみようかな。
ご馳走様でした!
また来ますね、今度はじっくりと腰を据えて。