魚市食堂@木津卸売市場と2020年ご愛顧の御礼 | ディックの独白 / Dick's Monologue

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このマグロ、美味すぎて反則やわ 
 
 
木津卸売市場
歳末の買い出しのために早朝にやってきました。といっても到着したのが6時半過ぎだから、そんなにも早くないか。普段の平日は4時台に起きているので、年末休みに入るとだらけるものです。
 
 
御堂筋線大国町駅から徒歩直ぐの場所だけど、大量に買うつもりなので今回は車。自宅から阪神高速使って45分弱、結構早く来ることができました。
 
と偉そうに書いているけど、実はここに来るのは二度目。しかも前回は先月11月のことなので、市場デビューは遅いのです。
 
朝ごはん食べずに来たので、まずは腹ごしらえ。買い物か食べ物かどちらが主目的やねん?と問われれば即座に答えましょう。
 
 
食べることが主です 
 
しかし新鮮な魚を市中価格より安く買えるという実利も得ることも忘れてはいません。だからここにいるのです。
 
 
魚市食堂
前回ここで「市場の海鮮丼」を食べて感動した記憶が新しいので再訪です。
 

 
6時台でしたが先客が2組おられ、後からも次々とお客さんが来店されたので7時過ぎには満席になっていました。早起きは三文の徳とは言いますが、今回は待たずして入店出来たのでまさに実感です。
 
 
前回訪問時には気づきませんでしたが、結構テレビ局 朝の情報番組の方が来店されているようです。

 
お店の方は、今回も調理する方とホール担当の二人。ホール担当の方は日本語が堪能な外国人。会話が流暢で、N1もしくは限りなくN1に近いN2クラス。そんな人材が働いているとは恐るべし木津卸売市場。
 
 
前回のブログで宣言した通り、今回の注文はこれ。
本マグロ中トロ・鉄火丼
 
 
 
 
いやはや見事なビジュアル。ここまで豪快に盛りつけられると、感嘆の声すら出ません。
 
 
見た目も美しい脂の乗り方。その切り身が目視だけでも12切れ確認。でもまだその下にも切り身が隠れているのです。
 
 
隠れていると言えば、お味噌汁の中にも大きな切り身が隠れています。
 
 
ジョロキアは少量でもダメですが、山葵なら大量にでも平気。でも辛子は無理。そんなわがままな舌を唸らせてもらおうか。
 
 
醤油に溶いたら一気にかけます。
 
 
 
うわぁ、美味しい〜
 
 
食べても食べてもマグロばかり。やっとご飯が見えてきたと思ったら…
 
 
雪崩が発生して、また一面マグロ尽くし。それに伴い、隠れていた切り身達が姿を表して益々事態は深刻化。🤪
 
 
この事態を終息させるために、晴明ばりに真言を使うことに。
 
鮪完食 急急如律令
 
 
するとあら不思議、あれだけあったマグロが消えてしまいました。恐るべし陰陽道。


ご馳走様でした。
日々プロの厳しい目に晒されている場内の食堂レベルは非常に高いですね。今回食べた中トロ・鉄火丼、これだけの切り身を胸焼けすることなく完食できたのは、選ぶ食材の良さにも起因しているのでしょうね。やっぱり、この食堂推しやわ。
また来ますね〜。
 
 
 
さて冒頭にも書いたように、年末の買い出しに来たので、買った物の一部とそれを使った料理を紹介します。食べてばかりではなく、実は料理をすることも大好きなんですよ。
 

長崎のマグロ切身
冷凍物ではありません。大間もありましたが、冷凍なので市場の人はこちらを推していました。このブロックだと、推定5万円近くしますね。
 
 
頭と並べてもらうと、こんなサイズ。
 
 
あのブロックを丸々買うだけの資金はたまたま持ち合わせていなかったので、切り分けてもらいました。これはお正月に刺身にして食べます。
これで6,800円、大奮発しました。誤解なきように敢えて書きますが、購入したのは魚屋さんが手にしている細い方の切り身ですからね。
 
 
スルメイカ 
 
 
3杯購入、1杯700円なので2,100円。物凄く大きなサイズで、25〜30㎝近いものでした。
これはイカの肉詰めトマトソースに調理します。
 
 
買ったイカを捌いていきましょう。(苦手な人は見ない方がいいです)
 
胴体から足とふわたを外します。
 
 
裏返して墨袋を慎重に外します。ここで破れると大変なことになるからね。
 
 
胴体は軟骨取って、中に残っている臓物を洗い流します。
 
 
目玉と口ばしをとり、吸盤をこそぎ落として足の長さを揃えたら下処理終わり。わたは後ほど塩辛にでもしましょうか。
 
 
ゲソと玉ねぎと挽肉を合わせたタネを胴体にパンパンになるまで詰めて爪楊枝で蓋をします。
 
 
そして玉ねぎとニンニクとホールトマトをオリーブオイルで炒めたソースと合わせてオーブンでじっくりと焼いたら出来上がり。
 
 
 
実はオーブンに入れるための深皿を持っておらず、急遽オーブン皿のプレートで直接焼き上げました。深皿を買わないと、料理のレパートリーが広がりませんね。

 
胴体を切ると、うんいい出来上がり。
 
 
色見が悪いのはホールトマトの入れる量が少なかったから。もうひと缶入れれば、鮮やかな赤になったのですが、味つけは上手くできていました。
 
 
そして日生の生牡蠣
この袋で1,500円。たくさん入っているからと勧められたのですが、本当に大量で40個近く入っていたので超お得でした。
 
これはカキフライにします。
まずはサッと洗います。
 
 
水気拭いて、小麦粉まぶして、衣をつけて揚げたら終わり。揚げるのは家族に手伝ってもらいました。
 
 
牛すじ肉の煮込みも合わせて作っていたので、豪華な夕げとなりました。
 
 
料理を終えてのお酒は美味しいですね。この楽しみがあるから、料理はやめられません。
 
 
翌日はぶりの片身が届いたので、これまたサクにしたりと下処理に追われています。刺身にしたり、照り焼きにしたりと、万能の魚ですね。
 
 
さてこれで今年のブログは終わりとします。
読者の皆様、今年一年 拙ブログに目を通していただき誠にありがとうございました。
ただただ好きなことをアップしているだけですが、お店探しの参考になったりと少しでもお役に立てれば幸いに存じます。
では皆さん、良いお年をお迎えください。
来年もまた本ブログに立ち寄ってもらえれば嬉しく思います。