堺 喫茶 ラック / 隠れた名店とはこういうお店のことだ | ディックの独白 / Dick's Monologue

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◇珠玉の玉子サンド
 
黄金にも見える玉子の光り具合よ
 
 
 
あれは三年ほど前、玉鬘ママのご自宅で開催された山桜を愛でる会にて食べたサンドウィッチの美味しさに、言葉を失ってしまったことはまだ記憶の底に残っている。その後、矢も盾もたまらずお店を訪問したことも記憶に新しい。
 
しかしながら以来、自宅から遠方にあることも加わって、これまで全く行けていなかった。そんな脇の甘さを狙ってか、テレビやSNSが何故だか宝塚の名店 ルマンをやたらに取り上げているとの情報が飛び込んでくる。
ならばこちらも、堺の隠れた名店を再び紹介しようではないか。
 
てなわけで、この日お腹を空かせながらたどり着いたのは、喫茶 ラック
 
 
 
もう外観はキタナシュラン(笑)
場所は阪堺線 高須神社駅から15歩くらいのエキチカ。(エキチカの意味が違う との指摘は要らない)  駅舎の壁の真裏にお店が見えますか?
 
 
 
すぐそばには恐らく駅名の由来である高須神社。
 
 
 
車両毎に個性がある阪堺電軌。天王寺から20分強でここ堺に到着する。
 
 
 
中は4人掛けのテーブル席が1つと、2人掛けのテーブル席が2つ。地元の人達で賑わっているので、この写真は皆さんが引けた直後に奇跡的な一枚。テーブルの上が綺麗なのは、みんなでカップやお皿を片付けるから。
 
 
 
 
 
以前よりも閉店時間が30分早まっているぞ。朝は相変わらず早いけど。
 
 
 
玉子料理か、麺類か、カレー関係で占められたメニュー。でも目移りすることなく、玉子サンドをオーダー。
 
 
 
 
 
ワンオペにも関わらず、意外にも速くサーブされた玉子サンド。どうよ、この見事なまでの玉子の厚みと輝き。キャノンデールさんが見たら、泣いて喜ぶことであろう。
 
 
 
 
柔らかなパンに挟まれた玉子は、まるでおくるみに包まれた赤ん坊のよう。優しくつまみ上げ、目の高さにまで持ち上げ、慈愛に満ちた眼差しで見つめる。
 
 
そしておもむろに、大口を開けてパクリとかぶりつく。そしてもう一口。うーん、美味しい。
2〜3口で食べきってしまえるサイズであるが、なにせ数量があるのでボリューミー。
 
たまにはチラリとめくったりしながらも、口を動かすのは休めない。いや休められない、もしくは休むことが許されない。そのくらい美味しいのよ。
 
 
 
合間に珈琲をグビグビと飲み、またかぶりつく。やがてお皿は空に。
 
ご馳走様でした。大変美味しゅうございました。
地理的にはかなり通いにくい場所ではあり、且つこんなにも美味しい玉子サンドを出してくれるお店があるとは、事前情報がなければ絶対に見つけることができませんね。これぞ、隠れた名店です。また来たいですね。いえいえ、また来ますよ。
 
最後に、このお店のお母さんをご紹介。
笑みを絶やさない方で、地元の人に人気があるのも頷けます。
 

お母さん、また来るね!