北新地 塩干 しおから / おやじさんにプレ誕生祭を祝っていただいた夜 | ディックの独白 / Dick's Monologue

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◇今宵の珠玉の生誕祭

霜月は誕生月で酒が飲めるぞ〜 
酒が飲める飲めるぞ〜 
酒が飲めるぞ〜
毎晩毎月飲んでるやろが  との苦情は一切受け付けません、悪しからず

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誕生日の前夜。
この夜はarakan777さんこと、おやじさんからのお誘いで北新地で飲み会。もとい、私のプレ誕生日会。
実は私のブログに投稿していただいたおやじさんへの返信に今月が誕生日です と書き入れたことで、飲み会のお誘いをいただいた次第。こんな私に気を遣っていただき大変感謝いたしております。


さて今夜の宴席は、北新地 塩干(えんかん)しおから。開店してまだ14日目の新店。上通りに面した萬年ビルの1階という最高の立地条件。魚が食べたいです とお伝えしたら、おやじさんにセレクトしていただいた素敵なお店。

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このお店のオーナー 赤井さんは、隣接している道頓堀 あかい北店のオーナーさんでもある。おやじさんはあかいの常連さんでもあるから、赤井さんとは当然面識がある。この日も新店の様子を見に来た赤井さんがおやじさんが来ていることに気づかれて、二人丁重なご挨拶を交わされる。私も名刺を頂き、お話をする機会を持つことができたのは大変光栄なこと。

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かねてからやりたかった形態の店だそうで、元々のお店の隣に開店出来たのは偶々が重なったものとおっしゃられていた。しかし、かなり手堅く商売をされている方と多方面からお聞きしているので、たまさかではなく自身の力で引き寄せた好条件であることは間違いない。

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眩しいばかりに輝きを放つ什器類と傷ひとつないカウンター。ならば居心地が悪く感じそうなものだが、それでも落ち着くことができるのは、白を基調としたシンプルなインテリアとダウンライトと間接照明を使ったライトニングが醸し出す雰囲気であろう。

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この夜は、おまかせ料理。そこにおやじさんセレクトの特別オーダーが加わる。そして美味しい日本酒も色々と愉しめる、素敵なプレバースデーナイトの始まり。

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まずは乾杯。本日はありがとうございます。

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小皿料理がチャッチャッと目の前に並ぶ。そして若き大将からの口上。淀みなく流れる様に説明されたので、後ほどもう一度繰り返してもらう(笑)

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松茸で煮出した玉子豆腐。
豆腐を一口食べると…あっ松茸の香りと味が豆腐にしゅんでいる! これは美味いですね 〜とおやじさんと思わず目を合わせる。

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豚と白菜の中華煮。

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オクラのポン酢和え。

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おでん。

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浜そだち。
いかの塩辛で、蜂蜜が混ぜて甘口に仕上げてあるため、すごく食べやすい。

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荒布(あらめ)のキンピラ。
柔らかくてコリコリ。これ箸休めにいいなぁ。

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小皿料理を食べている途中で、冒頭に記載した通り、オーナーの赤井さん(写真の赤いシャツ着た方)が顔を出されて我々の接客を始められる。
おやじさんが日本酒を注文すると、色々とありますよ と言いながらカウンターにお酒の瓶を次々と並べだす。

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実に壮観な眺めだ。でもどれから飲めばいいのか困りましたね  ウヒヒ と笑っていると、赤井さんが一番推しとして勧めたのがこれ。

超特選  黒松白鹿  豪華千年壽  純米大吟醸

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口に含んだ途端、むっ  うわっ と二人の驚き言葉が交錯する。口あたりすっきりな味わいは、使われている水と磨き上げられた山田錦の良さを表している。そして鼻に抜ける吟醸香は甘い香り。
いやこれはすごい、白鹿こんなにも美味いんや とおやじさんも私も感動。

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日本酒度は±0と二人が好む辛口ではないが、このお酒なら何杯も盃を重ねることができる。

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赤井さんとも乾杯。

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お造り。
美味い日本酒にお造り、最強の組み合わせだ。

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そこに赤井さんが隣のお店(道頓堀 あかい北店)からウニほうれん草を持ってこられた。

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お皿に盛られたほうれん草に、箱ウニを全乗せ。ワォ!

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そして炙って香りを引き出す。

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見事な出来栄え。

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炙りウニは磯の香りが強く、日本酒の濃厚な香りにも負けない。いやぁ、これは素晴らしい。

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次のお酒は、これ。新政 瑠璃(ラピス)美山錦2015
口に含むと仄かな酸味が広がる独特の味わい。

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ここでおもむろにガーリックバターを取りだす赤井さん。

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先ほどのウニほうれん草に混ぜ合わせて、ガーリック風味に仕立て直す。

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炙りとガーリックバター、どちらもウニの味を損なわず、最大限まで引き出した贅沢な一品。

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お次は、これ。東洋美人  純米大吟醸  壱番纏
スパッとした切れ味は辛口そのものであるが、あとに引く余韻はほとんどない。いわゆるあっさり系の範疇に入るかな。
おやじさん、新店祝いに同じ銘柄を贈られたそうだが、目の肥えた人は同じ結論に辿り着く典型例だ。

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ここで赤井さんが目の前にドンと置いてくれたのがタン。隣のお店(道頓堀あかい北店)から持ってきてくださった料理で、北新地 やまがた屋からお取り寄せしていただいた品。
やまがた屋と聞いて、うぉ〜と驚くおやじさん。でも私はやまがた屋と聞いてもピンとこず、それにまた驚かれる。やまがた屋は肉の焼き職人と称される山形氏のお店で、そこで提供されるお肉は厳選に厳選を重ねられたもの。例えばタンなんかは、お客さんの目の前で必要な部位を切り分けたら残りは大胆にも捨てるらしい。そんなお店から取り寄せたお肉が美味しくないわけがない。

臭みもなく、柔らかい。是非ともこのお店に行ってみたい! たった一品でそのように思わされた素晴らしきお肉であった。

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炙り〆鯖。

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天寶一  超辛 純米千本錦

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我々がお酒を愉しんでいる間、カウンターでは釜飯が炊きあがっていた。

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鯵の灰干し
旨みの凝縮が最も優れていると聞く灰干しを出すあたり、このお店のこだわりが窺える。

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釜飯が炊きあがる迄に、熱々のお味噌汁をいただく。
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釜飯の出来上がり。フタが空くと辺りに香ばしい香りが広がる。
中に入っている具材は、秋鮭と大きなしめじだ。

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ご飯をよそってもらい、そこに刻み海苔をふりかける。ペロリと平らげる(笑)

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おかわりもできますよ と赤井さん。
おやじさん、お腹いっぱいだからと全てを私に譲ってくださる。今度はいくらを乗せて食べる。

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完食しました。

ご馳走様でした。
おやじさん、素晴らしいプレバースデーの宴、ありがとうございました。そしておやじさんの交友の広さの一端も知り、恩恵にあずかれたことも感謝します。またご一緒してください。

はいはい二軒目に行きましょうか。えっ、あのお店、いいですね。ママに電話しますね。

…もう今夜は閉店したそうです(°▽°)  えっ、例のお店で待っている  そうです。