◇この日の珠玉のランチ
お見事! の一言に尽きる
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京都 二条に美味い中華料理店あり と遠く大阪にまで聞きおよぶ店がある。しかし大阪の我が家から遠征するには少々不便な場所。そんな訳でこれまで行けていなかったが、この日は所用で京都に来たついでなので思い切って足を伸ばしてみることにした。
地下鉄 東西線 二条駅を降りて、歩くこと僅か1分のところに、そのお店はある。そう、この日のランチは、京都市 中華菜 大鵬 を訪問。ここは四川料理のお店のようだ。
大通りから一本中に入った住宅街の入り口付近、公園側にそのお店はある。創業40年以上の老舗で、客層を見る限り地元密着型のお店のようだ。
お店の外観は京都のお店らしい京格子。それは中華料理店と言えども例外ではない。入店待ちの人達が腰掛ける椅子が写真左手に見えるが、バッタリ床几でもあればなおさら京町家らしかったのにね(笑)
到着した時のは13時過ぎ。しかしお店の外には4人組のグループと2人組の入店待ちの人達が列をなしていた。ここでは待つ時にお店の人に対して名前と人数を告げておくシステムのようなので、1人であることを伝えておく。
程なく先の人達をさし置いて呼ばれる。どうやら8人掛けの大テーブルでの相席のようだ。
インテリアは中華料理店のイメージとはかけ離れており、どちらかと言えばお洒落なフランス料理店のようだ、また中華料理店によくある、油で床や壁がヌルヌルしていることもない。
収容人数はざっと見積もって約30名。だからなのか、お店の人も多い。ホールに3名、厨房に8名の合わせて11名。
ここの名物は数あれど、評判が高いのは てりどん。甘辛く味付けをした豚肉がご飯に乗った丼だ。サイズもミニから地獄盛(大盛り)まであり、さらには錦糸玉子がついた てりどんきんし もラインナップにはある。
他には担々麺や麻婆豆腐もここの名物として名高い。お一人様の私はオーダーを何にするかを悩む。
結局、てりどんきんし と担々麺を注文。待つ間、辺りを見回すと、麻婆豆腐の注文の多いこと多いこと。1人で来店している男性に多く見られた傾向だ。
待つこと5分。まずは担々麺がサーブされる。
この色合いはまさに四川料理。辛そう!
香りを嗅ぐも、そんなに刺激的ではない。
最初の一口。ん? 全然辛くない。正確に言うと、辛みはあるが非常にマイルドな舌あたり。鶏がらをベースとしたのであろうか、その味は噂どおり美味い。思わずスープだけをグビグビと何口も飲んでしまう。
麺は縮れ麺。しかも好みの細麺だ。
青梗菜、デカい。この担々麺という柔らかな大海の中で、ジャキジャキとした異質な歯ごたえ。
スープの表面に浮いていたのは胡麻ペースト。
担々麺が完食になる頃、てりどんきんしがサーブされる。
これは見事なビジュアル。ご飯と豚肉の比率は、これぞ正しき黄金比と言っても過言ではないだろう。
うわぁ、肉の味つけ 最高! 濃い目の甘辛さは我々男性陣好みだな。これだけでご飯が何杯も食べられそうだ。だからなのか、錦糸玉子は薄めの味付けに感じる。
今回は普通盛をオーダーしたが、他の人にサーブされた地獄盛をそっと見てみると、丼の深さが全く違う。そのボリューミーさには心揺るがされる。
完食しました。お店の二枚看板は噂に違わず絶品でした。
ご馳走様でした。わざわざ交通の便が悪いところを来ただけのことはありました。これは再訪ありですね。次回は麻婆豆腐も食べてみようかな。
ところでこの日、オーダーをしてからお店の中を見回していたら、隅っこのテーブル席に芸能人を発見。それはキム兄こと、木村祐一さん。マネージャーさんらしき若き男性と一緒に食事をされていました。芸能界でも料理の腕前がいいことで知られている彼がお忍びで来ているお店、やはりただの中華料理店ではないようです。
ビシッとしたスーツを着ていましたが、会計時には何故か野球帽(笑) 芸能人らしいですね。
穴が開くほどみていたためか、お店を出る時に私に向かって会釈をされて出ていかれたのが好印象。写真撮らせてもらえばよかったと後で後悔。
またこのお店であったら、今度こそは記念撮影してもらおうかな。