◇この日のランチ
はい次の方、あなたのアピールポイントを簡潔に説明してください
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雨の日曜日。
家の用事を午前中に済ませて、所用で梅田へ。13時過ぎにランチを求めてウロウロすることに。特にこれを食べたい!ってことはなく、目についたお店に入ろうかと。
まずは新梅田食道街。しかしどのお店もいっぱいで、何度も通ったことがたる幾つかのお店には行列までできている。頼みの綱のたこランランも、イートインスペースは人がみっしりと詰まり(絶対暑いはず)、お店の前に10人ほどの人だかり。これはあかん、絶対にあかん。
次は阪急三番街。aikoさん御用達のすしまるも大行列。私はシースー病に罹患していないので横目にスルー。続いてローマ軒を求めていくと… なんでこんなにも並んでんねん💢 ついでに隣のインディアンカレーも同様の状況。あぁ〜カレーの口になりかけたのに。やっぱりこのエリアもあかんなぁ。
滝の様に流れる汗を拭いながら次に向かったのはお初天神通り。 ここなら中心部から少し離れているから混雑もないだろうと思ったが、アテが色々と外れた。焼肉の河童も焼鳥の秋吉もまだ開いてない。ゆかり本店は大行列。あれれ、やきとんのお店が別のお店に変わっている。困ったぞ。
御堂筋を横切って向かったのは、最後の砦駅前ビルだ。ここならば何とかなるに違いない。
う、うだま〜今日は営業してへんのか! 大阪とんてき、むっちゃ並んでいるやん。もう14時前なのにすごいね。
おっ、その隣はカレー屋さん、しかも席空いているやん。三番街でカレーの口になったので、これは惹かれるなぁ。そしてハッピーアワーでビールも安くなっているようだ。うん、ここにしよう。
この日のランチは、大阪駅前第三ビル ダイヤモンドカリーだ。
京町家の様に通りに面した壁に縦格子が嵌められている。内装も白とベージュが基調で明るい雰囲気。
マウンテンカレーのキャッチフレーズ、通常カレーの2倍。通常とは何をもっていうのか? と疑問に思うが、質問は控えておこう。
とにかくこの日はランチを食べていないので、このフレーズには心奪われる。
なんと5時間ものハッピーアワー。約2割引なので、飲まないという選択肢はどこにもない。
店内には、大きなオーバル型のテーブルが2つ。
なかなか斬新なレイアウトだ。
長野県軽井沢町にある(株)ヤッホーブルーイングのよなよなエール。苦さとコクが、他のメジャーブランドと一線を画している。口にする機会は少ないが、その旨さは格別だ。
お待たせしました〜とマウンテンカレーがサーブされる。
ほう、確かにご飯の量は多めだがこれで2倍だぞ と言われると比較対象が何であるかを知りたくなる。想像していたよりは少ないのが残念。
大手チェーン店のようにグラム数で表してもらえると有難いだけどね。
ご飯は、エアーズロックと表現した方がピッタリするくらい高くよそわれている。
炊きたてを直ぐに成型したみたいで、ご飯の熱いこと熱いこと。そうか、むしろボルケーノ(火山)と表現した方がいいかもしれない。
追いがけ用のルーも出されてくるのが嬉しい。カレーを食べていて、ご飯だけが残った時の残念さは誰もが経験したことがあるはず。
えっ、特に残念とは思ったことはないって?
キャベツのピクルスは大好きな付け合わせだが、残念ながらそんなにも酸味が効いていなかった。
食べた後からジワジワと辛さが効いてくるスパイシーさ。しかしインディアンカレーのような甘さとの渾然一体感は感じられず、さりとて辛さも強くはない。
とにかくご飯が熱くて、スプーンをリズム良く口に運べない。あっそうか、ご飯の山を予め崩しておけば放熱できるはず。気づくのが遅い。
そこに追いがけのルーを満遍なくかける。
冷ましながら、後半なんとかリズムに乗って食べることができました。
ご馳走様でした。
少し不完全燃焼のランチでした。一般の人にとって確かにご飯の量は多いのでしょうが、ボリュームに焦点を当てたキャッチコピーをするなら、具体的に表現した方が期待する方から見れば納得感が得やすいかと思います。
それとルーが優等生すぎて、それがこれといった特徴を生んでいないのが勿体ない。もっと角を尖らせてもいいかもしれません。
カレーはどの家庭でも作れますし、あちこちに専門店があるので、万人受けさせるのも一つの方法ですが、家庭ではできない何かを特化させることが熱狂的な支持層を得るかと思います。あくまでも私見ですが。
ひいてはその支持層がお店の人気を牽引する事例もありますから。ラーメン二郎のようにね。