◇今宵の珠玉の一品
遠方より来たる友との宴の最後は、めでたい唄で締めてみよう
♬ 祝い目出度の若松様よ 若松様よ
枝も栄ゆりゃ葉もしゅげる
エーイーショウエ エーイショウエー 〜♬
枝も栄ゆりゃ葉もしゅげる
エーイーショウエ エーイショウエー 〜♬
博多祝い目出度より
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今宵は昔馴染みの友が出張で来阪。35年以上の長いつきあいであるが、最後に会ったのは一昨年。それでも数少ない機会を利用して絶やさずに連絡をくれるのは嬉しい。
再会にはもちろんお酒は欠かせないのが、我々の間の流儀。酒さえあればいい友人(そんな奴ばかり(笑))と食べ物を決して欠かすことが出来ないDとの組み合わせであるから、お店の選択は全て委ねられる。だから今夜は以前から関心があつたJR天満駅にある、博多串焼 バッテンよかとう に決定。
天満駅を改札を出たら、細い路地を北側に進んでいくと、突き当たりが件のお店だ。このお店はチェーン化されており、ここ天満にも2店ある。
最近あちこちのお店で見かけることの多い案内板。このお店にも御多分に洩れず、入口脇に取り付けられてある。パリとニューヨークが遠方地として表示されているが、どうせなら本場の博多までの案内を掲げてほしかった。
ハッピーアワーの値段に思わず目を剥く。安いにもほどがあるぞ。でもビジネスマンにとって、意外にもハッピーアワーの恩恵を被ることは少ない。時間設定は大抵が18時、一部19時までなので、その時間内に訪問するのは難しい。この日も結局恩恵にあずかれず(´Д` )。
お店の外観は実に賑やかだ。千社札がペタペタ貼られていたり、メニューが窓ガラスに書かれていたり、多くの提灯がぶら下がっていたり等等。
店内の中央を占める調理場を囲む様にカウンターが配置。そしてテーブル席がカウンターの更に外側と、カウンターの延長に何卓もある店構えだ。
料理メニューは串焼きがメイン。
お酒はそれなりに充実しているが、日本酒やワインの品揃えは少ない。
注文方法はメニューだけではなく、カウンター席前にある冷蔵庫の素材を指差して、「これ焼いてください」と頼むこともできる。まるで炉端焼きのようだ。
初めの一品は酢もつから。脂っこいもつだからこそ、酸味がこんなにもマッチするであろうか。実に美味くてビールが良く合う。
たたき胡瓜は山盛りでお得感満載。
和牛どて煮。柔らかなお肉としっかりと染み透った濃厚な味付けが更にお酒の飲む手を加速させる。
ここからは牛・豚・鶏の串と、素材を豚バラで巻いた巻きものを次々と注文。串料理は後で何を頼んだのかが分からなくなることが多いので、不明なものには名前を表示していません。
しろとうずら卵ベーコン巻き。このしろ、適度な大きさにカットされており、噛み尽くした後に飲み込みやすい。クチャクチャ、ゴクリ。あぁ、病みつきになってしまう。
シソ巻き。真ん中に山芋が入っているサッパリ味の串。
あとは串の数々。
ここでは珍しくホッピーが飲める。東京の大抵の居酒屋ではこれは当たり前の様に置かれているが、大阪では品揃えしているお店が少ないので、これは嬉しい。
外(ホッピー)1本で最低2杯は飲めるし、中(焼酎)を別に注文すれば割り方によってもっとグラスを重ねることができるほど、この飲み物はコスパが良い。それに何よりヘルシーだ。
やはりホッピーにはもつ系があうので(個人的な感想)、三たびしろを注文。やっぱり病みつきになっている(笑)。
ご馳走様でした。このお店、活気もあり料理の品揃えも味も申し分なく再訪あり! ですね。また来まっせ〜。