前回(ASKA曲編「どうってことないさ」)
の続きです。



『本命じゃないけど「アリ」な女のコ』


にグイグイ迫られている男性を主人公にした(と私が勝手に解釈している) 楽曲の、CHAGE曲編。



『すごくこまるんだ』
(CHAGE and ASKA)

作詞:青木せい子
作曲:CHAGE
編曲:村上啓介
収録アルバム:『SEE YA 』(3曲目)





この曲、CHAGE曲ですが、作詞はCHAGEではありません。
また、男性の心情を歌った歌詞ですが、詞を書かれたのが青木さん(女性)だと知った時にはとても驚きましたポーン




この楽曲は、何よりもまず、
お二人の歌唱が最高♡



二人してふざけ倒してる感じがめっちゃ楽しいw
大好き爆笑



このコミカルでふざけた感じが、
この歌詞世界の怖さ
をマイルドにしてくれているのだと、私は思うのです…真顔



何が怖いって…

「きみ」だよゲロー




    

♪すごくこまるんだわかるけれど


胸に倒れこんできそうな


まなざしが答えすぐに迫る


伸びる右手左手が止める


ちょっと惜しいけどね



答えすぐに迫る」ってのが、

いきなりもう怖いですねぇ。



ちょっと(かなり)強引な営業をする個人営業の職に就いていた頃、上司に口酸っぱく言われたものです。



"相手に考える時間を与えるな"と…



冷静になって考える時間を与えちゃいかんのです。大抵の場合、気持ちが冷めちゃうから。

興味を持ったその瞬間が一番熱い。そこで一気に仕留めるのだと。



そんなこと考えてたかどうかは知りませんが。



強引な営業マンの如く迫りくる女。

それでも何とか理性で持ちこたえる(伸びる右手左手が止める)主人公。



危ない危ない…



    

それはできないよ揺れるけれど


もどかしげな野バラみたいな


開きかけたくちびるのかたち


僕の男試されてるようで


これはかなり効くね



さらなる攻撃にも「それはできないよ」と抵抗を見せる主人公。



体を寄せて歩かれただけで、僕のエンタープライズが操縦不能になってしまう誰かさんとは大違いですね。




…と思ったのもつかの間。




    

♪だけど醒めた僕の朝


きみの笑顔無邪気すぎる


しんとしてる僕の迷路


きみの声は響きすぎる


その先はさ あと一歩も とてもこまるんだ




アッサリ

一線超えてしまう

主人公さん。




ちゃっかり

「BELIEVE IT?」な朝を迎えている

主人公さん。




醒めた僕の朝」って、そういうことよね?




なんてこったい





記憶の有無は不明ですが(←多分覚えてる)、朝、目が醒めて頭の中真っ白な主人公…と、女。



1つ違うのは、してやったりとほくそ笑み(←言い方)、朝っぱらからピーチクパーチクおしゃべり(←言い方)しているであろう女。




こっわ…(震)




これ以上はダメ。

一夜限りにしましょうね?

驚き驚き驚き



…という主人公の気持ちを知ってか知らでか



    

♪それは痛すぎるよちょっと待って


愛してると涙まじりに


言葉できみは銃を撃つから


3度ばかり体温が上がる


気持ちはいいけどね



言葉できみは銃を撃つ



あとひと押し!とばかりに、

この一撃で完全に射落とすつもりの「きみ」。

ヒィィィィィ不安



気持ちいいとか言ってる場合じゃないってば驚き



    

♪いつのまにか縛りたがる


腕に腕をからめたがる


そして僕は無口になる


きっとすべて捨てたくなる


わかるように 言えばつまり


とてもこまるんだ



あーもう、

すべて捨てたく」なっちゃったよ…



どうってことないさ」さんとの決定的な違いはここではないでしょうか。



捨てたくなるものというが「彼女や妻」なのか、「自由」なのか、はたまた、「立場や世間体」なのか…

(相手が例えば上司の女とか、親友の彼女とか、彼女の親友とかだったら怖さも倍増…)



それは明言されていませんが、

(「どうってことないさ」さんはその辺潔いよね。彼女いるって言っちゃってるもんね。)



どうってことないさ」さんは、ナチュラル ボーン 人たらし のモテ男さんなので、女が寄ってくるなんて日常茶飯事だし、


それ(その他大勢)はそれ

これ(彼女)はこれ


なんだと思います。



大好きな彼女のことはもちろん、いま目の前にいるちゃっかり娘さんも、全部うまいことやるし、誰も、何も、捨てるつもりありません。(多分)



が、こちらの主人公さん、あわや大事な人(あるいは自分の立場)を捨ててまで、この女と一緒になろうとしている…



ハマっちゃうタイプだと自覚してるから困ってんのかな?



    

♪すごくあせるんだその角度は


危ないところに手が触れる


かまわないわなんて急な接近


ついに理性乱れ始めてる


ここでキスしたいよ



こちらのエンタープライズももはや操縦不能

「きみ」の勝利はもうすぐそこです。





天使の嘆きと 悪魔の微笑む姿も知らずに

微笑む悪魔の虜になっちゃった主人公さん。




この3年後に、自らの悲劇を歌うことになるとも知らずに…





もうお気づきですね。

この主人公、実は…




Mr.Jなのです!(嘘)





「すごくこまるんだ」は、

「Mr.Jの悲劇は岩より重い」

前日譚だったのです!!

(大嘘)




…まぁそれは私の妄想に過ぎませんが、



すごくこまるんだ」の直後に「Mr.Jの悲劇は岩より重い」を聴いてみて!



あのとき始まったのね…って笑えるからw
(いや、笑い事じゃないんだけど、どっちもコミカルで楽しい曲だから、笑われるくらいの方が救われるよね🤣)



愛温計」の前日譚が「はじまりはいつも雨」だと言うのはよく知られた話ですが、

(それを知らずに初めて「愛温計」聴いた時の鳥肌はエグかったよ…不安 最後のとこね。)




同じ「はじまり」でも
エラい違いよねチーン



あと、あの時捨てた「すべて」っていうのが
ヒトミエイコトモコカヨコキョウコマリミホ
だったらどうしようw
※実は「どうってことないさ」さんより遊び人だった説



以上、
全部私の妄想です。



ちなみに私は『ASIAN TOUR 1994 LIVE IN HONG KONG』の Mr.J が大好きです。



一体私は何を言いたかったんだろう…
2記事連続で、しょーもないこと書いてごめんなさい汗うさぎ



歌詞全編は こちら をどうぞ。



3年後 (違)の歌詞も貼っとくw






私、青木さん詞と言えば、


君は何も知らないまま」(作詞:青木せい子)
今日は…こんなに元気です」(作詞:青木せい子・飛鳥涼)


くらいしか(青木さん作詞だと)知らなかったので、この曲の作詞が青木さんと知って驚いたんですが、「絶対的関係」の作詞もされていると知って納得。


女性側の描写が妙にリアルというか、生々しいところとか、男性側にこんな言葉を言われたら、こんな態度を取られたら、ちょっとヤバいかも…♡なところとか、うまいなぁ〜って思いますラブ
(何様発言ごめんなさい)


他にも沢山(主にCHAGE曲?)作詞されているようなので、他の歌詞もじっくり見てみたいですウインク