37:プレステHome | クラフトPとろのブログ

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クラフトPという名前で、ボーカロイド曲を作っていたり

昔からそうなんだけど、私はいわゆる凝り性だ。
ひとつ何かの趣味を見つけると、数年間それにどっぷりとはまる。

で、やがてその道のエキスパートになるかというとそうでもなく、
だいたい数年くらいでまた他の趣味を見つけて、どれも何か中途半端で終わる。
だいたいそういうことを繰り返してきた。

今まで何にはまったっけな、
ゴルフ、ビリヤード、英語、フランス語、韓国語、
ピアノ、グランツーリスモ、鉛筆画、鍵開け、金庫開け・・・、
仕事上必要で覚えたこともあるし、一時期は仕事にしていたものもある、
全くの趣味もあるし、ある人に負けたくないがために始めたものもある。

あとこれにパソコンやギターも入るのかな、
もしかしたらボカロもそのひとつなのかもしれない。
そう考えると、ボカロはすごく長く続いてるな。
あ、ギターもそうか。


そんな私が、ボカロを始める直前にハマっていたのは、
プレステ3の、リッジレーサー7というゲームだった。
きっと、やったことある人も多いだろう、
わりと現実味のない、んなことあるか的なレースゲームだが、
私は結局2年近く、毎日のようにオンラインでレースをしていた。

たしかこのゲームは2万本とか売れたらしい、
プレステ3が出た時に一緒に出たソフトだったから、抱き合わせで勝った人が多かったんだろう。
私もその一人だった。

このゲームのオンラインは当然のごとくランキングがつく。
そして、1位には星が6つ、100位以内には星が5つ、
その他は大抵が星4つで、あまり意味のない星2つと、あとは初心者の若葉マーク、
一人一人にそんなマークがつく。

オンラインで5つ星に会うと、きっとこの人は速いんだなと場が緊張するし、
それに恐れをなして逃げて行く人もいる。
逆に闘志を燃やして立ち向かってくる人もいる。

私は星5つを目指していたが、結局110位くらいまでしか上がれなかった。
だけど、その当時の私の職場には、どういうわけか星5つが3人もいたw
2万人ユーザーの中の100位以内が3人である。
ありえんやろw

うん、彼らは確かにめちゃめちゃ速かった。
特に、クロ経由で私に初音ミクをくれた男が負けたとこは、ほとんど見たことがない。
私は何度も彼に挑戦したけど、結局一度も勝てなかった。

ビリヤードにはまった時にも思ったが、
このあたりのゲームって、メンタル的にはもうスポーツだなあとよく思う。
ほんのちょっとの気の緩みがミスを誘い、取り返せない差をつけられてしまう。

韓国にはゲームのプロトーナメントがあるんだよと、
一度韓国でその会場を見せてもらったことがあるけど、
その熱気はほんとに球場で野球見てるような雰囲気だった。

よくゴルフはスポーツかゲームかって論争があるらしいけど、
世間的にはゴルファーはアスリートだという認識が多い気がする。
では、プロビリヤードプレイヤーやプロボウラーはどうだろ。
私は心情的にはアスリートだと思うけど、世間的にはそんな認識は薄いだろうね。

プレステのプレイヤーがアスリートだと言うと、大抵の人には鼻で笑われると思うけど、
アスリートに近い心の強さがいるものもあると、私は割と本気で思っている。


さて、話をボカロに戻す。
今日は一体何の話だ?と不思議に思ったかな。
ちゃんと繋がるから安心して下さいw

さてw
私が今度はボカロにはまり、プレステも時々みんゴル5のオンラインに出入りしていた頃、
ピアプロで見かけたある募集告知が私の目を引いた。

私はあまり公式の募集ものには応募したりはしないタチだった。
そんなに意欲がわかないのもあったし、年齢的にそういう野心もないし、
採用されるような自信もなかった。

でも、その募集はちょっと違った。
ものすごく興味がわいた。

その募集はこういう内容の募集だった。
プレステ3にはHomeという、仮想空間で生活しましょうというソフトが登場してて、
今回の募集は、そのHome内で流れる楽曲の募集だった。
しかも応募要件には、「初音ミクを使用したオリジナル曲」とある!

こ、これ、どう考えても私のための募集じゃね?w
で、テーマは?テーマは?
どういう曲作ったらいいの?

テーマは、
「仮想空間を題材とした楽曲」とあった。

・・・・ん~、やっぱり無理かも~ww


なんじゃそのよくわからんテーマはっ!と思ったけど、
世の中のクリエイターはすさまじいもので、
3日もするとその不可思議なテーマで書いたという歌詞が、
あるいはそう言い張る歌詞が、たくさんピアプロに上がっていたw

今までの人生の中で「仮想空間」について歌詞を書こうと思った事など普通はないよね。
こればかりは自分にも書ける気は全然しなかったので、
今回ばかりは投稿された歌詞から使わせて頂こうと、ひととおり歌詞を読んでいた。

途中で、あー、この歌詞いいな、素朴でいいなという歌詞があったけど、
でもちょっと仮想空間ってのとは違う気がするなとか、いろいろ考えながら数々の歌詞を読んだ。

いい歌詞があっても、自分が作るであろう曲とはイメージ違ってたりとか、
そんなこんなで、もうちょっと集まるのを待つかと、また日を置いて最初から読んでみたりした。

そして、読むたびに毎度毎度同じ歌詞でひっかかった。
あ、この歌詞いいな、素朴でいいな、
でもちょっと仮想空間とは・・・あれ?この歌詞は前にも気になってたやつだっけw

結局、あと3回くらいそれを繰り返して、
もう仮想空間はいいや!と、結局その素朴な歌詞に曲をつけさせてもらったw

その歌詞は、のりし~さんという方の歌詞で、
「伝えたい」というタイトルだった。



この曲はめでたくHomeでかけてもらえて、
仮想空間上のステージでも流してもらえた。
会場に集まった様々なアバターがこの曲で踊ってるところは、
妙な光景ではあったけど、私にとっては感動的だったな。

プレステ上のソフトの中で、ミクが出てきただけでもすごく嬉しかったけど、
そこで自分が作った曲が流れるとかすごく嬉しかった。
こういうことって人生であまりないんだろうなって思いながらプレステの画面見てた。


ちなみに、公式な何かに応募した経験はもうひとつある。
それは、鏡音リンレンの声優さんの下田麻美さんが鏡音曲を歌ってくれるぞという募集だ。

採用された曲はもう、ボカロ界を代表するそうそうたるメンバーで、
ココロや炉心融解やsoundless voiceや、リンリンシグナルなど名曲揃いだった。
この企画はその後CDにもなり、Prismという名前で発売されている。

私はこれにいったいなんの曲を応募したのかと言うと「13cm」ですがなにか?
・・・とか言っていたら、
同じ黒リン曲を作ってる仲間のはいじPは、「愛欲・独占欲」というHな曲を応募していたw
うん、わかるよ、はいじさんもあさぽんがエロ曲歌うの聴きたかったんだねw


この募集は参加者全員に、下田麻美さんのサイン入りの鏡音リンレン絵ハガキをくれた。
曲作って何かもらったのって初めてだったから、結構今でも大事にしてる。