2:作れる? | クラフトPとろのブログ

クラフトPとろのブログ

クラフトPという名前で、ボーカロイド曲を作っていたり

久しぶりに長めの文章書くと難しいね。読みにくいところあるかもしれないけど、許してね。


その時の私は、初音ミクの存在は知ってた。私はニコニコ動画で「演奏してみた」はよく見てたので、ミクの名前はあちこちですでに目にしてた。

ちなみによく見てたのは「ドの人」のピアノ。ギターの人をあまり見なかったのは、上手すぎて悔しかったのかもしれない。


ミクの事は最初は何だと思ってたんだろうな。うん、きっとアニメかエロゲだと思ってた気がするw

そこで初めて彼女に教えてもらったミク曲を聞くことになる。

初めて聞いたのはOsterさんの「恋するVOC@LOID」だった。ギブソンさんが3D映像を作ってたPV版のほう。「あたしゃこの子が可愛くて仕方ないとよ」と彼女が九州弁で紹介してくれた動画だった。


うん、何故かそう言われて見ると可愛くてしかたなく思えてくるから不思議だ。思えばすでに手のひらで上手く転がされてたってヤツか。


ところで、私はギターバンドしかやったことないことが関係してるのか、当時の私はすごく音楽を聞く幅がとっても狭かった。

まず、ギターが入ってない音楽は聞かないわ、生演奏じゃない音楽は聞かないわ、打ち込み大嫌いだわ、スタジオ音源よりもライヴ音源!という多少偏屈な趣味だった。

先出の「恋するVOC@LOID」はその趣味に真っ向逆らうテクノ系のポップだ。

うん、これが音楽的にレベルが高いのは認めるけれどもさ、ここは私が投稿していいところじゃねえべさ・・・と、少々ひいていたのも事実だ。


その偏屈な気持ちを少し和らげた曲がある。それは言わずと知れた名曲「ハジメテノオト」だ。


これもテクノ?のようなサウンドなんだけど、なんというか、そういうのを超えてすごくいい曲だなと思った。単純に、ああ、これいい曲だな―と思った。

思えばこの時、ボカロって単に目新しくて面白い物じゃなくて、そういうのといい音楽って別なんだなと思ったのかもしれない。伝える手段って何でもいいんだなと思った。


ここから、教えてもらった曲を聞くだけじゃなくて、自分で探して聞いて回ることを始めた。

そして、あの曲に出会った。


パレットP「サッドソング」



こ!こんなミュージシャンがいたのかあああああ!!何だあああこのギター!
つか何?このドラム!!!!!カンカンいってるけど・・・カンカンしすぎやけど・・かこええ!ん?歌ってるの誰?ミクじゃねえぞ。

うん、
この頃はMEIKO姉さんの事知らなかったんよね。


ともかくすっごく衝撃受けた。ニコニコって、すげえ・・・・と改めて思った。

パレットPのような人も、Osterさんのような人も、別にここには誰がいたっていいんだな。ちょっとニコニコに対する見方が変わった。


その夜辺りから、自宅のパソコンにインスコしたミクに、以前作ってた曲を歌わせて見てたのにあわせて、ギター弾いたりキーボード弾いたりしてみた。

ん~~、自分はこんなに下手だったかなあ・・・とか思いながらね。正直言うと、その頃までの数年間、ずーっとギター弾いてなかった。

ギターってしばらく弾いてないとすっごく下手になるんだ。たまにぽろんぽろんと弾いてみても、以前みたいに弾けないのが悔しいのかな、すぐにギター置いちゃって、だんだん弾かなくなってしまう。


まあ、投稿はしないにしても、せっかくミクくれたんだから聞かせられるくらいには作らないとね。

そう思ってともかく音にしてみようと数日がんばってみた。