ミレイ展 Bunkamuraザ・ミュージアム
ようやく ミレイ展にいってきました
ずいぶん前 から楽しみにしていたのに 近いのでいつでもいけるや
なんて思っていたら 今週末で終わりと気づいてあわてて訪れました
会社の昼休みにいってきたので ちょうど昼時でしたが かなり混雑
していました 平日なので入場制限まではしていませんでした
テート・ブリテンを訪れたときに一度見ているのかもしれませんが
あまりにもみずみずしくて 一世紀以上前の作品とは思えませんね
ミレイの自画像にも描かれているパレットも展示されていました とて
も手になじんで使いやすくて デザインも素敵だと思いました
オフィーリアの水辺の描写をまじまじと眺めているうちに ある絵描き
さんを思い出しました
むかしうちのアパートに絵描きさんが住んでいて 幼い頃色々と邪魔
をしていたのですが 初めは一日絵を描くのを眺めていたり まわり
で遊んだりしていたのですが そのうち木の枠にカンバスをしっかりと
固定するのに釘打ちを手伝ったり 木材をのこぎりで切ったりしました
今思い出すとまだ幼稚園~小学低学年だったので 相当邪魔だった
と思うのですが奥さんがパートをして生計を支えてけして豊かではな
かったはずの一家がいつも幸せそうに暮らしていたのが印象にのこっ
ています でも描いていた絵の色彩がとても暗くて 当時渡仏するとき
にお別れのしるしに頂いた絵がまだ実家に飾ってありますが冬の雨の
日の街並みといった印象のものです
その後フランスに移住すると がらりと作風が変わり 日本でひさしぶ
りに個展したときはあまりに絵が明るくなったのでびっくりしました
つい懐かしい気持ちに包まれましたが 他の作品も私はこういう作品
が好きなんだなぁと みていてつくづく思いました 人物を中心に描か
れた作品が多く しかも複数人の人物が描かれたものは 三者三様
の方角を向き 描かれている画の多くが 必ず画の中の一人と目が
合い また何か画の人物と見ている私との間に なんらかの交流が
生まれるような そんな物語のある画が多いのでした 晩年は枯れて
静謐な風景画が主に展示されていました
展示を見終えて もうお昼を頂く時間がなかったので 少しだけ本館
のウェッジウッドでお友達の結婚祝いを探しました やはりいつ見て
もティーカップ欲しくなりますね~
なかなか手が届きませんが
毎年1客ずつ増やしたらなんとかなるかなぁ うーん ウットリ
優雅なひとときを過ごすことができました
