昨日
ドラフト会議の
一場面が
テレビで映っていて
思い出したことがありました。
私が小学校教師をしていたとき
毎年のように
授業を中断して
話し合う場面に遭遇する
休み時間に起きる
子ども同士のトラブルが
ありました
休み時間
ドッジボールをして
教室に戻ってきた
子どもたち。
いっぱい動いて
顔を真っ赤っかにして
冬でも汗だくで
シャツ一枚になって
「あ~、楽しかった~」
と言っている子どもとは
対照的に
怒っているような
悲しんでいるような
泣き出しそうな
情けない顔をして
うつむいている子ども。
「どうかしたの?」て
声をかけると
ぼそぼそと
話してくれます。
「チーム決めるときに
いつも
『とりもん』するねん。
それで
ぼくはいつも
最後まで残るねん。
それで
始まってすぐに
ボールに当たっちゃって
A君に
『お前それやから
選んでもらわれへんねん!」
て
言われて
悲しかってん…」
「とりもん」というのは
2人が
(たいがいドッチボールで
エース級の2人)
じゃんけんして
勝った方から
見方にしたい友だちを
順番に取っていく
というものです。
私の地域では
「トリッキー」とか
言うことも
あります。
ゲームに勝ちたいから
ドッジボールが上手な子が
早く選ばれるのです。
残った子は
自然と
「ああ、自分は
へたくそなんだな」
と
思うのです。
あの頃私は
この事件が起きると
ほぼ一時間の
勉強時間を使って
話し合いをさせていました。
子どもたちには
いろんな立場・考えが
あるけど
ドッジボールをしていなかった
子どもも含めて
「最後まで残ったら
誰だって悲しいし嫌だ。
それじゃ、楽しくない」
という子が
大多数になり
最終的には
「グッパとかで
決めるようにしたら
どうかな?」
となります。
若い頃は
こうして揉めて
授業が潰れてしまうことに
困って
はじめから
「とりもんはナシね!」
と
トップダウンで
降ろしたことも
ありましたが
振り返ると
こうして使った1時間が
とってもよい思い出と
なっています
さてさて
ドラフト会議・・・
実力が物を言う
厳しい世界。
ここに
跳び込んでいく方々の
その覚悟は
本当にすごいな
と
私は思います。
このシステムのおかげで
選手たちは切磋琢磨して
私たちを
楽しませたり
感動させたり
してくれるのだから
心から
ありがとうございます
です。
そして
久しぶりのアメブロ。
自分の思っていることを書いて
読んでくださる方がいる…
このことにも
心から
ありがとうございます
です