『ミステリー写真集 人が消える街』 SCRAP著 SCRAP出版
80p
ふらっと入った本屋で、何気なく買った熱海の写真集。 パラパラとめくると、何かがおかしい。不自然な構図、怪しげな看板、見切れた人物……。 さらには、写真集には似つかわしくないクイズキャンペーンのチラシが挟まっている。 気になったあなたは、学生時代から入り浸っていたネット掲示板にアクセスした。 他のユーザーとともに詳しく考察すると、この街で起こった恐ろしい事件が次々と発覚していく────。 「リアル脱出ゲーム」で世界中を熱狂させているSCRAPが贈る新機軸のミステリーゲーム。 果たしてあなたは、写真集に隠された真実を暴くことができるだろうか?
再び謎解きBOOKへ。
一見熱海の写真集ですが、実はミステリーの入り口だった。
そう言えばどこか違和感のある写真を最初から見直すと・・・何やら不穏な人や物。
どこかで見たような掲示板には書き込みが。
この街では何か大きな事件が起こっている。
これよく熱海市が写真提供したなと、そこに驚きました。
さすがどこよりも撮影に協力的な熱海市役所 観光経済課です!
最近は映像許可がなかなか取れなくて大変な中、とても親切な市だとは伺っていました。
噂以上なんだなと。
あまりにも撮影に優しいので、リンクも張ってしまいました。
さてミステリーの真相は、謎解き経験者には簡単です。
もう少し先があるかなと疑いましたが、CLEARだったようです。
ただ写真集と携帯やPCを使いながら解く過程は面白かったです。
SCRAPさんの謎解きでは紙と携帯を使うことはよくあるのですが、本の場合はスペースを取らず、また紙が散らからないので、手軽にできるところも良いです。
でも出来ればもう少し難度を上げて欲しいかな。
ちょっとこのレベルでこの値段は高いかも。
ただ紙質と画質の粗さは否めませんが、普通に熱海の写真集としても楽しめます。
あともしかしてこの方、SCRAPの某謎解きにも出ていないかな?とか・・・
サラッと解けるので、肩慣らしにお勧めです!