『コンビニなしでは生きられない』      秋保水菓     講談社文庫

 366p

 

ミステリ作家・西澤保彦氏、べた褒め!
「ご近所(コンビニ)に“本格魂”続々入荷中! コスパ最高の謎解き劇場がここに」

謎解き鮮やか、仕掛け重厚の第56回メフィスト賞受賞の青春ミステリ!

大学を中退した白秋。彼の居場所はバイト先のコンビニだけだった。その平穏な日常を引っかき回す研修生が入店。店内で連続する事件にやたらと首を突っ込む女子高生の深咲だ。教育係の白秋は彼女の暴走する謎への好奇心に巻き込まれ、店の誰もが口を噤む過去の連続盗難事件の真相を推理することになり……。

コンビニの「謎」と「あるある」にとことんこだわり、他の追随を許さない秋保水菓のデビュー作、ついに文庫化!

 

初めての作家さんです。

 

日常に潜んでいそうな謎とミステリーがコンビニで起こります。

そしてごく普通のコンビニのバイト店員さんが、その謎に迫っていく話です

でも彼の周辺の一風変わった人たちが、謎を複雑にしてしまう。

そこに現れる女子高生が、謎を解き明かしたり、引っ掻き回したり。

ちょっと恋愛騒動も起こったりして。

 

という話ですが、ある謎を解き明かした時に真実が見えてきます。

長編ですが、連作短編のようでもあります。

 

通称「ソンロー」は株式会社JUWSONのフランチャイズ店なのですが、名称が・・・

読みながらつい某有名なコンビニと重なってしまい、定着するまで少し時間を要しました。

歳のせいかもしれませんが、何度か二度見したり。

 

それにしてもやっぱりコンビニは面白いです。

よく利用するということもありますが、身近に感じられるところが良い!

ある事件との関連性は途中から「もしかして」とは感じますが、背景が深いです。

あと登場人物や場所の名前が凝っていて、印象的な反面なかなか覚えられず。

バイトとしては高いスキルを要されるというコンビニ、もっと裏側を見てみたいです!

 

 

このところずっと引っかかっていたことが、少しだけ軽くなりました。

ようやく自分のやりたいことに向かって歩き出せそうです!

まだまだ先は長いけれど、支えてくれる人がいるって本当にありがたいです。

過去は過去でしかない。

毎日少しずつでも重ねていけば、きっと到達できる場所があるはず。

立ちはだかる壁は高いけれど、きっといつか壊してみせる。

さあ最初の目標に向かって、迷うことなく強く一歩を踏み出そう!