『花束は毒』 織守きょうや 文藝春秋
352p
憧れの家庭教師だった真壁が結婚を前に脅されていることを知り、僕は尻込みする彼にかわり探偵事務所に調査を依頼。そこに現れたのは中学時代にいじめに遭っていた従兄をえげつない方法で救ってくれた先輩の理花だった。調査を進めるにつれ、見えてきた真実。背筋も凍るラスト。気鋭のミステリ作家による、衝撃の傑作長編!(Amazon)
初めての作家さんです。
タイトルからしてちょっと怖そうなので、しばらく積読でした。
でも読者さんのコメントを見て面白そうだったので、読んでみることに!
夜中に読むのは若干躊躇しましたが。
確かに怖いですが、ホラーが苦手でもそれほど抵抗なく読了はできます。
でも具体的には言えませんが、ゾッとします。
途中で違和感はあり、なんとなく犯人は推測できたのですが、後味は悪い。
そして最後まで読んで、タイトルの意味がわかるとゾワっとします。
やはりネタバレは見ずに読んだ方が良いです。
ラストは好き嫌いが分かれますが、まあこれもアリなのかな。
怖さと悲しさと切なさが入り混じって、なんとも言えない物語でした。
あらすじに翻弄されずに、読むことをお勧めします!