今回はちょっと力を入れて書こうかと思います
その理由は・・・。
タイトルを見てわかる方もいらっしゃるかと思いますが、
クラックで取り扱わせて頂いているお酒の中で、
最も高価なブレンデッドウイスキーのご紹介です
ロイヤルハウスホールド
『英国王室』の名前を持つ唯一のブレンデッドウイスキー。
1897年当時の皇太子が自分専用にと作らせた事から始まり、
現在では、日本だけが日常的に飲むことを許された、
日本にもゆかりのあるボトルです
飲み口は、比較的軽めのボディですが、
リッチでメローな味わいでファンの絶えない本物の一本
このロイヤルハウスホールドは、
１ショット（一杯）の価格が大体3000円くらいでしょうか
かなりの高級品です
さすが、スコッチの最高級品と呼ばれるだけありますね
ちなみにクラックでは平均よりちょい下の2800円でご提供させて頂いています
では、生まれた経緯を簡単にご紹介したいと思います
現在より100年以上も昔、当時ウイスキーのブレンダーとして名を挙げつつあった
ジェームス・ブナキャン社に、皇太子（後のエドワード7世）から自分専用の
ブレンドを作るよう、依頼がありました
ブナキャン社は数種類のブレンデッドウイスキーを提供し
その中から選ばれたのがこのブランド
その後の1901年に、国王の弟、『ヨーク公』が名をつけ
ヨーク公夫妻が旅行に出る際に、唯一船に積み込まれるウイスキーであったそうです
そして、ヨーク公は後にジョージ５世として国王の座に付くことになります
さて、なぜ『一般的に飲めるのは日本だけ』なのか
それは、日本の昭和天皇が皇太子の時に
英国を訪問した際、『ロイヤルハウスホールド』を王室から譲り受け、
販売の許可も頂いた事と、
さらにすごいのは英国本土でも販売しておらず、
全世界で飲めるのは、
英国王室のバッキンガム宮殿、
スコットランドの西にあるハリス島のローデルホテル、
そして日本の三箇所のみ
特別な許可がなければ販売出来ないと決められています
そしてそして、
只でさえ最高級なボトルですが、
さらに希少な物もございます
それがこちら↓
ザ･ロイヤルハウスホールド
オールドボトルで、かなりのレアモノ
たぶん１ショットで5000円以上はするでしょう
そして、
ロイヤルハウスホールド 1707 アニバーサリーブレンド
1707年にイングランドとスコットランドが合併し、
グレートブリテン王国が誕生
その300周年を記念に発売されたボトル
生産本数は、1707本
ボトルナンバー入りのレアモノ
どちらも相当な値が張りますが、
気になって、どこかで見かけたら是非一度
運が良くないと出会うことも出来ないと思いますんで