Amazonの革漉き機のレビューで結構辛辣なのをいただきました。

フェッタの販売ページ




養生テープが残るっていうのはテープを良かれと思って少し強いもの変えた影響なので、これは有益なレビューで他でも指摘されましたので、すぐに弱粘着に戻して改善しました。

こうして改善に役立つことが多いのでレビューから得られるものは多いです。

また前半の方は、割とお褒めいただいています。

ちゃんと設計通りに使えたんですね。

にもかかわらず…


自分で作った方が安くできるって書くのはやめてほしいです。

同じクオリティのものを安く作れると思うなら自分で勝手に作れば良いじゃないですか。

素人が作るようなSPF材(ツーバイ材)などではなく強度のあるナラ材(高額です)を使用している為に材料の特徴として無塗装だと木肌が少し毛羽立ってしまうんですよ。

価格は4〜5000円が良いところとか書いてますが、それではフェッタの原価にもならないので不可能です。

金具周りは削ったり曲げたり加工する必要がありますが、DIYで機械無しで作れるレベルじゃないです。

中国製と見た目変わらんってのは…中国製の開梱もされずに転売されてるやつ買った事ありますか?

驚異的ですよ。

使えたから販売してみた…趣味じゃないんで専用に設計して改良を続け、革漉き機だけでもこれまで400台以上販売しているプロなんですが…。


原価があって、製作手間があって、販売手数料を取られて、梱包資材費や送料がかかって、それで高い価格で販売させてもらっています。

こちらも道具製作のプロとして、いただいたお金で生活させてもらって、その積み重ねで継続して製作していくことができます。


購入していただいたことはこのサイクルの一部として本当にありがたく思います。

全てのご注文に対していつも心からそう思っています。

なにせ、この仕事で生計を立てられている事は奇跡に近く、これはこれまでご注文いただいた全てのユーザーさんに支えられてきた事ですから。


しかしながら、どこかにも書いてありますが僕は「お客様を神様だとは思っておりません」

お客さんは僕にお金を払って道具を作ってもらう、僕は道具を作ってお客さんに買ってもらう、これは完全に対等な関係であり、相互に感謝と信頼、そして思いやりを持つべき関係だと考えています。

そうであるからアフターフォローも信頼できるわけですし、こちらも信頼できる方にまた新しい製品を考案して届けようという気持ちにもなります。

金を払ったからというだけで何言っても良いわけがない。


作った方が安いだとか、不親切な動画を見れば作り方がわかるだとか、作ってみたら使えたから販売してみたようなもの、などとレビューを書き込むことは、完全にこの信頼関係を壊す行為です。

匿名ですが、もし誰かわかるならアフターフォローは断らせていただきたい、心情的にそうなってもおかしくないでしょう。

それが信頼関係の破綻です。


高いという指摘も次元が違い過ぎて、職人は利益無しで作れって言っているようなもので、率直に言ってあまりにも失礼。

こういう方に買って欲しくないから予防線として、お客様の言いなりの親切な作り手という印象を持たれないようにして、更に言えば材料や品質に拘ることで高めの価格設定にしているのですが、たまに紛れ込みます。


正当な理由のある低い評価のレビューは真摯に受け入れ、活かすべきです。

これは物を作る者の義務です。

しかし侮辱は許せない、許してはいけない。

真剣に誇りを持った作っているからこそ本当に悲しくなるんですよ。

誰もが見るところに書き込んでしまうような人なので、きっと何が悪いのかわからないと思いますが。

レザークラフト道具を買うということは革製品を作っていらっしゃるのでしょう。

その方も作品の公開や販売をする事があったとして、同じように侮辱するようなコメントを貰った時には愚かさに気がつけるのかもしれません。

いつか気が付いてほしいです。