家を建ててから3年、玄関ポーチはトタンを貼った下地のまま放置していました。
ポストはダンボール(笑)
3年間、二代目にまでなるほどの過酷な環境で、お世話になりました。
家の外壁が100%金属(ガルバリウム)なので、玄関ポーチは木材で作ろうと考えていました。
このために綺麗な間柱(30×105×3メートルの杉材)を溜めておきまして。
ウッドショック前から溜めてたのでもうカラカラに乾燥してます。
良いときに買っといたよね…今1.5倍のお値段ですもん。
これを半割にして12ミリの厚さにして使います。
玄関ドアと同じ色に塗装。
オスモカラーのウッドステインのバーチ色です。
板材塗るときはコテ刷毛使ってくださいね。
オスモカラーは塗ったらすぐにウエスで拭き取っちゃった方が仕上がりは綺麗です。
まずは下地を作ります。
釘やビスで打った跡を残さずフラットでモダンな感じにしたかったので、ピンネイルという極細の釘で仮止めして変性シリコン系接着剤で固定する事にしました。
その為には、木工下地が必要となります。
特に雨が当たるところは普通の木工ボンドは溶けてしまうので使えません。
ここは風雨や太陽光がほとんど当たらないので変性シリコン系接着剤留めならできますが、いずれにしても通常の外壁にはお勧めしないやり方です。
杉板は3ミリの隙間を開けて張っていきます。
これはデザインとしての側面もありますが、膨張収縮の動きがあったときにピッタリ寄せてあると破損する事を防ぐ意味が大きいです。
厳密にはここから雨が入るわけで、裏に板金があるので雨漏りはしないとは言え、そのままでは外壁にはやはり使わないほうがいい張り方ですね。
カッコいいけども。
全部張ったら完成!
予想以上に良い!
ポストと物置を仕込んであります。
ポストは扇状に作ってドアのように開く仕組み。
下側に車輪をいれて位置がずれないようにしてあります。
こういうギミックが好きなんですよ。
忍者屋敷みたいな。
このマリンランプは本物を加工したものですが、照明用のものが松本船舶から販売されています。
ヤモリちゃんは取手になります。
ヤモリちゃんは鉄を叩いて作ろうか迷ったんですが、めんどくさかったので中国から輸入。
こういうの欲しいな〜ってときに中国探すと本当になんでもあるんですよ。
偽物や権利侵害も多いんですけど、面白いものも多い。
日本なんか売れ筋しか売りませんから、つまらん国になりましたね。
これでついに家の外観が完成しました。
手間かかりましたねぇ…頑張った。
もし全て依頼してたら凄まじい金額になっていましたが、全てDIYなので材料費のみです。
例えばこの玄関ポーチなら、木材部分は4万円くらい、石(ポルフィード)の床は3万円くらい、玄関ドアはヤフオクで7万くらい、そんなもんでできちゃってます。
もちろん沢山の工具と知識が必要なので素人がこのクオリティにするのは不可能ですけどね。
というか、普通のプロに頼んでも無理ですね。
普通の大工の創造力の無さは酷いもんなので。
創造力と技術力、知識がハイレベルにある大工…自分以外知りませんね。
外観は完成しましたが、実はまだ家の中は完成していません
まだまだ先になりそうです。