子供の通う保育園からの依頼で、給食を食べるスペースの柵の製作をしています。
予算が超少ないので、利益は一切なしのお仕事ですが、少ない予算はなるべく子供の楽しめるイベントなどに使って欲しいですからね。
僕は納税額が少ないので、こういう仕事は自分にできる数少ない社会貢献だと思っています。
まぁ今のところ余裕無いのでどこからの依頼でもやるわけじゃありませんけどね…。
材料はメルクシパインの40ミリ厚×4200×500の材料から全て切り出します。
メルクシパインの理由は、まず安いこと。
そして比較的柔らかいこと。
転んでぶつけても怪我になり難い素材です。
最近は建築規格材の値上がりが異常なので、むしろこういう集成板材の方が値上がり幅が小さくて、仕上がりの良さとの兼ね合いを考えるとコスパが良くなっています。
建材は2倍値上がってますが、集成板は1.1〜1.2倍くらいです。
それでも値上がりはあるので、クラフトノラの製品も値上げしていかないといけなくなりそうです。
はぁ
完全に平面の出ている機械の上で組むことで、捩れが出ないようにします。
今回は、見えない部分はビス留め、上面はダボで繋いで接着、左右は見えますが長期的な強度を優先したい為、ビスで引っ張りたいので穴を開けてビス留め後に埋めます。
ダボ錐で穴を開けて、市販のダボを買って使用しました。(最後に紹介します)
ただ、ダボ留めするには大型のクランプ、特に大きい場合はかなり長いパイプクランプで挟んで固定しておかないといけないので、それがDIYだとハードル高いかなぁ。
オスモクリアーで二回塗装して、設置を待ちます。
メルクシパインは安いですが、加工性も仕上がりも塗料のりも良くて、用途を間違えなければ本当に良い材料です。
安い理由は流通量の多さによるスケールメリットと、パイン=巨大な松なのでまっすぐ伸びて成長が早く、計画栽培しやすい上に量産に向いているためです。
なので、決して安かろう悪かろうではありません。
DIYでは特に、基本はメルクシパインで良いです。
でも階段とか荷重がかかるところには使っちゃダメですよ。
保育園に搬入して、あとは現場合わせで加工します。
天井や壁下地の位置をしっかり確認して確実に留めます。
保育園なので安全最優先です。
我ながら素晴らしいですね。
完璧に計測通りなのでスムーズに設置できましたし、本当にいい腕してると思います。
今回はこれで超激安の9万円ですが、普通に依頼したら15万円くらいは取らないとやってられません。
打ち合わせや計測、設計の手間と、利益は今回は考慮していません。
オーダーメイドを依頼する時は、打ち合わせや設計に時間=金がかかって高くなることを覚悟しておきましょう。