うちの周りには放置された植木や鳥のフンから勝手に伸びた大木が沢山ありまして、自分の土地じゃないんですけど誰もやってくれないので許可を取った上で僕が伐採したり枝打ちをして保善しています。

切り倒せるサイズならどんどん伐採するのですが、何本か針葉樹の巨木があって無理なものがあります。
畑が日陰になるので本当迷惑ですが、特殊伐採になるので一本15万はかかります。
とりあえず今からでも枝打ちや少しずつ短くしていくなどの管理をしていく&そのスキルを身につけておかないと将来的に手の付けようがなくなりそうなので始めてみる事にしました。

そこで、一通り道具を揃えてみようと思ったら専用品は超高いアセアセ
なので作れそうなものは作ってみる事にします。

まずは、ランヤードとかいう胴周りにつけて体を支える胴綱を作ってみます。
メガランヤードという完成品(約30,000円也、たけぇ)があるので、それを参考に材料を揃えて組んでみました。
Amazonでクライミング専用だけど中国のメーカー(GMclimbing)なので安いプーリーと、プルージックコードという細めの紐を購入。
これはメインの命綱じゃないんでとりあえず同じメーカーのカラビナを2つ。
あとは、中古のスタティックロープ12.7ミリ(新品なら8万円くらい、たけぇ)を100メートルくらい購入してあったので、4メートルくらいに切って、末端をバーナーで溶かして固めてから使います。
動画を参考に組む事5分。
できちゃいました爆笑

動作確認。
全く問題無し。
うーむ、簡単過ぎるな…。
緑のプルージックコードを手前に引くとロープが出ます。
ちなみにプルージックの意味って、プル=引いてジック=?何かする?ことかと思ったら単にプルージックさんが考案した結び方の事らしいです。
この結び方じゃないんですけどね。
プーリーに通ってるロープを引くと縮みます。
考えた人頭いいなぁ。
ありふれた機材で簡単に組めて信頼性が高いって最高だと思う。
プーリーやロープと人間とのお付き合いなんて紀元前からですからね。
数千年の信頼感。

5,000円くらいでできました。
完成品に比べれば安いっちゃ安いですけど、ツリークライミング用品はいちいち高いので、チリツモでかなり行きそうです。
死なないように枝打ちする為には仕方ないかぼけー

しかし、中国製でもしっかりした品質管理と自分のメーカーに誇りを持って作ってるところのは質が良いですね。
パッケージもしっかりデザインされていて綺麗で、本体もバリや汚れもなく全く問題ありませんでした。
これについては中国製って言っても一般的な感覚からしたら超安いわけでもないです。
なにしろプーリー1つで二千円近くです。
まぁ、プーリーにしろカラビナにしろ超単純な作りなので、ヨーロッパのメーカーが高過ぎる感(プーリー、カラビナ1つで一万円近いものもあります)もあって、むしろこの中国製が適正価格な気もしますが…ブランディングの重要性を感じますね。
命預ける道具でもあるので高くても安心を買う気持ちは大いにわかります。

今はまだ中国製の大半は粗悪品という印象ですが、教育レベルは日本を超えつつありますし、上の方は収入も日本より遥かに多いです。
中国国内ですと、ハイソサエティ向けのデパートは世界中から高品質な物を揃えていて、価格も品質も日本の高級デパートを遥かに超えてます。
超超格差社会ですが、それでも平均値付近がそろそろ品質を求める段階に入ってきているのでしょう。
それがこのクライミング道具あたりなんでしょうね。
クライミングなんて気持ちも金も余裕ないとやるもんじゃないでしょうし、その専門メーカーがたくさんある事自体が、中国の繁栄ぶりを物語ってます。

僕はレジャーで使うわけじゃないんでブランドは気にしないし、安くて信頼感のある道具はありがたいですね。
中国製で揃えて、ツリークライミングサークルなんかに参加したらなんか言われそうですけどね。
スキーヤーとか、クライマーとか、サーファーとか、道具代高い趣味の人ってブランド信仰強い人多いですし…。
そういう集まり嫌いなんで絶対行かないですけど口笛