ヤフオクで送料込みで6500円くらいで買った日立のベンチグラインダー「GBT5」、問題なく回転するもののギューギューという音がします。
なんせ僕より年上なので、ノーメンテならガタもきていておかしくないですね。



この手の回転系機械の異音の原因は、ほぼベアリングの異常です。
ベアリングさえ適切に交換していればあと30年は使えます。(1960年代の機械も現役で働いてます。むしろ質が良かったり)
というわけで、ベアリング交換をやりつつ、革漉き機の金物を削る治具に組み立てていきます。


砥石を外してこのアルミのインナーフランジを外さなければ分解できないのですが、こいつがどうやっても外れない…
このドライバーをさしているところのピンを水平にすれば取れるはずですが、人力では取れず。
1時間以上いじってダメなので意を決して力技です。

バールでグリグリやったら動きました。
単に内径がギリギリ過ぎて固いだけのようでしたが、いささか固過ぎですアセアセ

抜けたら分解してベアリングを抜きます。
これは専用工具がないと難しいです。

やはり、ベアリングのグリスが無くなっているようで、回すのカラカラと異音がします。
新品のベアリングに交換します。
最近、多部ちゃんがCMをやっている(なんで一般の人は買わないのにCMやるんですかね?儲かり過ぎ?)一流メーカーNTNのベアリングを使います。
今も昔も需要のあるベアリングは安いので2つで700円くらい。
中国製のベアリングは、とんでもなく低品質で低寿命なので例え1/3の価格でも絶対に付けません。
中国製の機械が壊れる時は、ベアリングが真っ先に壊れます。
また修理する手間を考えたら無駄です。

この後は、熱中し過ぎて写真撮るのを忘れましたが、ベンチグラインダーを組み直して、台に固定して、角度を調整できるツールレストをとりつけて、飛んでくる金属や砥石の粒から目を守るポリカの板を取り付けて完成です。


砥石は、WA(ホワイトアトランダム)砥石という、ステンレスを削るのに適したものに交換しました。
ステンレスは、砥石が滑って圧力がかかると硬化していく厄介な性質があるので、崩れながら削る性質なので寿命は少し短めですが、WAで素早く削ると効率が良いです。
WAだと熱くなりにくいメリットもあります。
2枚で5000円くらい。

総額1.5万円くらいで、とても使いやすい機械が完成しました。
これまで使っていた物と比べて、パワーが3倍くらいあって、砥石の幅も広く、効率がかなり上がりました爆笑