レーシングポニー(ステッチングツリー)の最高のものを作りたくて構想を練り続けているのですが、長らく迷走しております。
ちなみにレーシングポニーは跨ぐやつ、ステッチングツリーは床置きの大きいやつだと思います。多分。
どんな体勢でも合わせられる自在腕を組み込みたい!とか、足でクランプ力を操作したい!とか、なるべく小さく!とか、それら全部入れたい!などと自分が欲しいものの理想が大きくなり過ぎて、もう迷宮入り寸前といった感じでした
なぜ今まで考えがまとまらないのか最近気づいたのですが、使う人によって、使う時によって求めるものが違い過ぎるからだと思います。
縫う時は本気で縫いたい人は、ステッチングツリーの足で操作できるのがベストなのかなと感じています。
ただし、これはかなり大きいので家に置けない人も確実にいます。
また、体格に合わせられるように可動式にするのか、それとも特注にするのか、はたまた平均値で作って使用者に慣れてもらうのか、考える部分もあります。
趣味でレザークラフトをやる人の大半は、本当に簡単なレーシングポニーで十分なのだと感じます。
足で操作するほど急いでないし、なくても縫えるのに高いお金は出したくないし、リビングにステッチングツリーが居座ってるのは困る、そりゃそうですな。
つまり、最高のレーシングポニーやステッチングツリーは1つではないって事ですね。
ということに気付いたので、時間がかかりそうですが、クラフトノラでは2種類のもの、床置きのパーフェクトステッチングツリーと、超簡単な作りだが性能は十分で小型で安価なレーシングポニー、この2つを並行して試作してみる事にします。
簡単なレーシングポニーは、ヤフオクとかアマゾンとかで中国産の激安な物が大量にでているので、同じ仕組みのものは作る気が起きなかったのですが、全く新しい仕組みを考えついたので作ってみたくなりました。
素材がケヤキになるので、激安のものと勝負はできませんが、良いものができそうな予感があります