ジョージア 1 - 1 チェコ


両チームともに大会初勝利を目指すこの一戦。


序盤から互いに一進一退の攻防となります。まずは23分チェコはアダム・フロジェクがネットを揺らすも、VARレビューの結果、フロジェクがボールをゴールを押し込む前に、腕に当てたと判定され、ゴールは取り消しに。



そして、スコアレスで迎えた前半アディショナルタイム45+3分、ジョージアが先制エリア内でのチェコのハンドにより得たPKを、ゲオルゲス・ミカウターゼが冷静に決めてジョージアが先制!

ミカウターゼは第1戦トルコ戦に続いての2試合連続ゴール!



後半に入っても、激しい攻防の一進一退の展開が続くなか、59分、チェコが右サイドからのコーナーキックを、ニアサイドでオンドジェイ・リングルがゴール左にヘディングを放つ。ボールは左ポストを叩いたが、跳ね返ったボールをパトリック・シックが押し込み同点!
この試合でも幾度にわたるファインセーブでゴールを守り続けたジョージアGKギオルギ・ママルダシュビリでしたが、ここは及びませんでした。


その後も両チームとも双方の体を張った守備で得点を奪えず。
ジョージアは試合終了間際に訪れたカウンターからの決定機を決められず、試合はこのまま1-1のドローで終了。

勝ち点1を分け合う形となりましたが、ジョージアにとっては記念すべき国際大会史上初の勝ち点となりました!




最終第3戦はポルトガルとの対戦となりますが、これまで大会屈指のセービング率を維持しているGKママルダシュビリがポルトガルの攻撃陣にどう立ちはだかるかが注目です。






トルコ 0 - 3 ポルトガル

ともに初戦を勝利で飾り、勝った方が決勝トーナメント進出とグループ1位突破が決まる中で終始ペースを握ったのはポルトガルでした。





まずは21分、はラファエル・レオンとヌーノ・メンデスの連携で左サイドを崩すと、ヌーノ・メンデスのクロスが相手DFに当たってコースが変わったボールをファーで待ち構えていたベルナルド・シウヴァが左足で蹴り込んでまずは先制!




ベルナルド・シウバはこれが嬉しいEURO初ゴール!





そして続く28分、信じられないような形でポルトガルに追加点が入ります。
ジョアン・カンセロが敵陣でインターセプトし、最前線のクリスティアーノ・ロナウドへパスを送るが、このパスが合わずにポルトガルサイドがため息に包まれている中、
ボールを拾ったトルコのDFサメト・アカイドゥンのバックパスがGKアルタイ・バユンドゥルの横をすり抜けてしまい、ゴールマウスに向かうボールをGKアルタイとDFメーメト・ゼキチェリクが必死に追い、最後はゼキチェリクが蹴り出すも、ボールは無情にもゴールラインを割っていました…。

衝撃的なオウンゴールがトルコに与えたショックは限りなく大きく、この後はポルトガルが圧倒的にゲームを支配することになります。






そして後半に入り56分、カンセロからの縦フィードがロナウドに繋がり、完全に抜け出したロナウドのEURO6大会連続ゴールの金字塔誕生の瞬間か!と誰もが確信しましたが!





なんとロナウドは冷静に中央にパス!
同じくフリーで抜け出していたブルーノ・フェルナンデスが楽々流し込んで3点目!




前半のベルナルド・シウバに続いてブルーノ・フェルナンデスも嬉しいEURO初ゴール!
まさに大先輩ロナウドにプレゼントしてもらった『メモリアルゴール』となりました!





終始危なげなくゲームを進めたポルトガルが0-3で快勝!
グループリーグ首位通過を確定させました! 



またしても記録樹立は持ち越しとなったロナウドですが、今大会の彼は、『フォアザチーム』の精神の強さを見せてくれています。

チェコ戦では決勝ゴールのフランシスコ・コンセイソンを試合終了と同時に抱き締めてその大仕事を讃え、

この試合では自分で決めれたにも関わらずに、ブルーノにゴールをプレゼント。


チームリーダーが身をもってこのようなチームワークを体現することで、他の若い選手にもいい刺激にも勉強にもなっているはずですし、この後さらにチームの結束力が高まっていきそうなポルトガル!
2大会ぶりのEURO制覇に向けて期待はさらに膨らむばかりです!
 





ベルギー 2 - 0 ルーマニア

初戦ウクライナを相手に3得点の快勝スタートを切ったルーマニアはこの試合勝てばグループリーグ突破が決定。
引き分けでも俄然有利になる状況です。

一方初戦スロバキアを相手に痛い黒星を喫したベルギーはこの試合勝てなければグループリーグ突破がいっそう厳しくなります。



試合は開始早々いきなり動きます。
ベルギーは敵陣中央でユーリ・ティーレマンスがボールを奪ったところからカウンター開始、エリア手前から持ち運んだロメル・ルカクが左へ繋ぐと、ジェレミー・ドクが相手を引き付けて中央へボールを入れ、
ルカクがマイナスへ落とすと、走り込んだティーレンマンスが右足で強烈な一撃を突き刺してベルギーが幸先良く先制!




このまま迎えた後半、63分にはピッチ中央からケヴィン・デ・ブライネからのスルーパスにルカクが反応して抜け出し、GKとの1対1を落ち着いて決めて第1戦の汚名返上!かと思われましたが、またしてもオフサイドの判定でノーゴール!



ルカクにとってはスロバキア戦の2度を含めてこれで合計3度目のゴール取り消し…。
第1戦は決定的なチャンスを幾度となく外して袋叩きにあったルカクではありますが、ここまで来ると同情の念さえ湧いてきます…。



それでも80分、GKクーン・カステールスがゴールキックを前方へ蹴り込むと、このボールが背後に流れ、裏を狙っていたデ・ブライネが抜け出して、最後は冷静に右足で決めて勝利を決定づける追加点!




 試合はこのままタイムアップ。
第1戦の敗戦からの見事なリカバリーを見せたベルギーが今大会初勝利!

これでグループEは4チーム全てが勝ち点3で並ぶ大混戦となりました!

最終第3戦は26日!

『ベルギー×ウクライナ』
『ルーマニア×スロバキア』

ここまでくればどこが勝ち上がってもおかしくない状況ですが、どちらも目が離せないグループEの最終戦となりそうです!