クロアチア、アルバニアを相手に痛恨のドロー。


初戦のイタリア戦同様序盤からグイグイ攻め込んでくるアルバニア。
前半11分にカジム・ラチに先制点を許します。 

前半はそのまま1-0で折り返しますが、それでも後半頭から2選手を入れ替えるとチームは改善し、74分にアンドレイ・クラマリッチのゴールで同点に追いつくと、直後にはアルバニアのクラウス・ギアスラのオウンゴールで逆転に成功。

イタリア同様このまま守りきればよかったものの、クロアチアはアルバニアの放つ強烈なプレッシャーに耐えきれず、
後半アディショナルタイム5分にオウンゴールのギアスラに同点ゴールを決められてしまいました。

2018年のロシアW杯では準優勝、2022年のカタールW杯ではベスト4と、W杯では好成績をあげているクロアチアもこのEUROになると最高成績はベスト8。
ここ2大会ではベスト16止まりとなかなか成果をあげられません。

今大会も3位に入れば決勝トーナメント進出の可能性はあるものの、最終第3戦はイタリア。
勝利が絶対条件の苦しい状況ではありますが、これを乗り越えて決勝Tに進出に滑り込むことが出来るでしょうか?






『ドイツ×ハンガリー』、
この両国は前回大会のグループリーグでも対戦。
彼らと組したその他の2ヶ国はフランスとポルトガル。
死の組と呼ばれたグループFでハンガリーは『1弱』と思われてしましたが、第1戦のポルトガルには惜敗したものの、第2戦はW杯王者のフランスに引き分け、ドイツとの最終戦にグループリーグ突破を駆けて挑むことに。
複数国開催だった前回大会ですが、この試合の舞台はドイツのホーム・ミュンヘン。
しかし、ハンガリーはまるで怯むことなく戦い、2-1のリードから終了間際に追い付かれ、無念のグループリーグ敗退となりましたが、強豪3ヶ国相手に大健闘したその姿は、世界中のサッカーファンの記憶に刻まれました。

そして今回もドイツの地でのこの両国の再戦。
立ち上がりから激しく攻め立てたのはハンガリー。
前回大会と同じようにドイツ相手に主導権を握るかに見えましたが、しだいにドイツがペースをつかみ始めます。

すると22分、ジャマル・ムシアラがゴール前でボールを収めてイカルイ・ギュンドアンに送ると、ボールが流れてハンガリーのヴィリ・オルバンが触るがクリアできず、
再び拾ったギュンドアンからマイナスのパスに走り込んだムシアラが蹴り込んでドイツが先制!

先制を許したハンガリーは、積極的に前に出て攻勢を仕掛けるも、なかなか得点には結び付きません。

すると67分、左からのマクシミリアン・ミッテルシュタットのマイナス気味のクロスをギュンドアンが合わせ、ドイツに追加点。

その後も諦めることなく果敢に挑んだハンガリーでしたが、最後までドイツゴールを割ることが出来ず、このまま2-0でタイムアップ。

2連勝で早くもグループリーグ突破決定のドイツに対して、2連敗で得失点差も『-4』の厳しい状況となったハンガリー。
それでも可能性がある限り、第さん戦のスコットランド戦に全力でぶつかってほしいです。





先制したのはスコットランド。

13分、自陣エリア近辺からカウンターを繰り出すと、MFカラム・マグレガーの折り返しをボックス中央のMFスコット・マクトミネイが左足でシュートを放つと、スイスDFファビアン・シェアの足に当たってコースが変わるラッキーゴールとなりました。




しかし、26分にスコットランドが最終ラインで痛恨のパスミス。これに反応したジェルダン・シャチリがエリア手前から左足で鋭い弧を描いたシュートがゴール左上に吸い込まれ、スイスが試合を振り出しに戻しました!

初戦はベンチスタートだったシャチリ!
今大会もファインゴールを決め、2016年大会から3大会連続ゴールとなりました!


この後はスイスが圧倒的に攻め立てますが、スコットランドGKアンガス・ガンのファインセーブや度重なるオフサイドの判定に阻まれます。

結局試合は1-1の引き分け。

この結果、突破を決めたドイツに、1勝1分けとしたスイス代表が勝ち点4で続き、1分け1敗のスコットランド代表が勝ち点1で3位につけている。
最終第3戦はスイスはドイツと、スコットランドはハンガリーと対戦となりますが、3位でも決勝トーナメント進出の可能性があるので、
ドイツの他の3ヶ国 全てにチャンスはまだあるので、白熱の最終戦となることは必至です!