5月14日(火)。
初めての四国での野球観戦。
そしてその遠い松山の地で開催されたこの坊っちゃんスタジアムでの試合は、スワローズ主催試合でした。



 熱い期待を込めて挑んだスワローズによるバースデーシリーズ第4ラウンドでしたが、スワローズは苦手とするカープ先発床田寛樹をこの日も打ち崩せず、 スワローズ先発・小澤玲史も打線の援護がないながらもは6回途中まで1失点と粘ってはいましたが、チームはその後もカープに追加点を許し2点ビハインド。 


8回にようやく武岡龍世のソロホームランで1点を返すも反撃もここまで。

昨年の北海道エスコンフィールドでのファイターズ戦に続いてまたしても長距離遠征での勝利とはなりませんでした(´・ω・`)。 






 松山のスワローズでの勝ち越しに失敗し、2勝2敗のタイとなった2024年のバースデーシリーズはアルビレックス新潟による15日(水)の最終第5ラウンドに勝ち越しを賭けることになりました…。 





 5月15日(水)。 

バースデーイブにして、ついに迎えたバースデーシリーズ最終第5ラウンド。


 ここまでリーグ戦で4試合勝ちなしのアルビ。
この日はホームのデンカビッグスワンスタジアムでACL決勝戦の真っ只中の横浜F・マリノスとの対戦。
6日のバースデーシリーズ第1ラウンドではレッズとも対戦しており、この時はレッズが勝利をおさめており、9日越しの再戦は勝ち越しをかける大事な1戦となりました。


 アルビは前節2-4で敗れたレッズ戦からスタメン6人を変更。
大卒ルーキー・奥村 仁がプロ初先発し、負傷明けのトーマス・デンが6試合ぶりに復帰。 


対するF・マリノスは、ACL第1戦を戦った直後という影響もあってかこの日もターンオーバーを敢行して大幅なメンバーチェンジ。 

GKは白坂楓馬がリーグ戦8試合ぶりに先発。
出場停止明けのアンデルソン・ロペスを頂点に、左に井上 健太、右にヤン・マテウスを配した3トップでスタート。


キックオフからボールを握ったのはF・マリノス。
ここ最近立ち上がりの入りが非常に悪いアルビは何度もゴール前に攻め立てられますが、この日復帰したトーマス・デンを中心とした守備で凌ぎ続けます。


しかし前半19分、長谷川 巧が右脚を痛めて担架で運び出され、代わってFW谷口海斗が投入されます。 

負傷によるアクシデントの早々とした交代のため、早くも暗雲が立ち込めるかに見えましたが、後にこの交代が文字通りの『怪我の功名』と化します。 


 前半25分、ペナルティーエリア手前からのヤン ・マテウスが浮き球のパスを送ると、ゴール前に走り込んだ渡辺 皓太に右足で合わされアルビは先制点を許します。 


さらに前半アディショナルタイム、中央からの加藤聖の浮き球のパスを右サイドで受けた植中朝日のクロスからのゴール前の混戦から最後はヤン・マテウスが押し込んで追加点かと思われましたが、 

VARにより、右サイドでパスを受けた植中のポジションがオフサイドと判定され、このゴールは取り消しに。 





命拾いして1点ビハインドのまま前半折り返したアルビは、 後半になると一気に目覚めます!

まずは後半開始6分、ゴール前での相手のバックパスのミスを逃さずにボールを奪った鈴木 孝司が冷静にGKを交わしての今季初ゴールを決めてまずは同点!




 さらにそのわずか2分後、鈴木孝司のスルーパスで抜け出した谷口が冷静にGKとの1対1を制して、アルビはあっという間に逆転に成功します!


サポーターのボルテージも最高潮に達し、ここまでの雰囲気を作り出せば、いかにACLファイナリストのF・マリノスとはいえ、本来の力を発揮できなくなり、試合の流れは完全にアルビに傾き出します。 




そのまま試合は進み、向かえた後半37分、右サイドでボールを受けた奥村が、エリア内に進入して見事な切り返しで1人かわして左足でゴールネットを揺らし、試合を決定付ける3点目! 





 この日初出場・初スタメン出場の大卒ルーキー・奥村!
そのゴールの瞬間ホームのビッグスワンはこの日1番の大歓声! 

まるで本間至恩や伊藤涼太郎を初めて見た時のような衝撃を感じたのは僕だけではないはずです!


 今ここに新たなるシンデレラボーイが誕生しました! 










 今シーズン1番とも言えるような内容でアルビは3-1で快勝! 

ホームチームの勝利に飢えていたスタジアムは5試合ぶりの勝利に沸きました!


試合後は、選手とサポーターが、ペンライトを照らす“プラネタスワン”で喜びを分かち合いました! 






 そしてこれと同時に、このアルビの勝利により、今年のバースデーシリーズは3勝2敗の白星先行の勝ち越しで終えることが出来ました! 

14日(火)の松山でのスワローズの敗北により、2勝2敗のタイとなり、正直4試合勝ちなしの不調のアルビに勝ち越しを賭けるプレッシャーをかけるのは酷であるとも考え、不安ではありましたが、 

試合前のそんな不安さえも忘れてしまうほどの完璧な試合内容!
人知れず涙さえもこぼれてしまいました😭😭😭 





ホテルに戻って留守番していたつば九郎とも喜びを分かち合ったアルビくん!

とんでもない大仕事をやってのけて今年のバースデーシリーズの大トリの大役を見事に果たしてくれました! 


 そして、その裏では先日までいた松山から届いたバースデーの前祝いを告げるあの咆哮が聞こえてきました! 





わしが燕塾塾長 村上宗隆である!!




我らが村上塾長が前日と同じ松山坊っちゃんスタジアムでのカープ戦で今シーズン9号ソロを放ち、ついにプロ通算200号ホームランを達成! 

24歳3か月での達成は1992年に当時ライオンズ所属の清原和博氏が24歳10か月で達成した最年少記録を32年ぶりに更新する記録! 




自分が観戦した14日から1日遅れとなり、目の前での快挙達成目撃とはなりませんでしたが、この日のアルビの勝利同様、嬉しい嬉しい最高のバースデーイブの前祝いをプレゼントしてくれました😭😭😭。 


先程も話したように、これで今年2024年のバースデーシリーズは3勝2敗の勝ち越しフィニッシュ!

内訳を見ると、野球は全敗でサッカーは全勝という片寄った結果とはなりましたが、それでも勝ち越しは勝ち越し!

浦和レッズと清水エスパルスというかつてサポーターとして籍をおいたチームの試合にも足を運び、改めて自分の原点を再確認できましたし、この大規模開催は非常に意義のあるものだったと実感しています。 



5月16日。 

またひとつ年を取ってしまった自分ですが、これからも大好きな野球やサッカーをはじめとした自分がこよなく愛するものを大切にし続けていけたらと思います。 





 さぁ!
これで終わったと思ったら大間違い!

 次回は皆さんお待ちかねのつば九郎による松山珍道中を余すところなくお送りして参ります(*≧∇≦)ノ