ついに始まった2024年のバースデーシリーズ。


その開幕戦、初陣を務めたのは2003年から15年間、サポーターとしてだけではなく、人として成長させてくれた浦和レッズ。

本格的なサポーターからは身を引いた自分ですが、今でもこのホーム・埼玉スタジアムを訪れると気持ちも身も引き締まります。

レッズサポーターの集うこの北ゴール裏は生半可な気持ちでは絶対足を踏み入れてはいけない禁断の地なのです。


この日5月6日の相手は鹿島アントラーズと並ぶ、自分の生涯の宿敵・横浜F・マリノス。

11日にACL決勝第1戦を控えるF・マリノスは、前節から10人を入れ替える大幅なターンオーバーを敢行。
浦和がそんな飛車角抜きのF・マリノスを序盤から押し込む展開となります。




レッズは終始決定機を迎えながらなかなか得点が奪えずにいましたが、ようやく均衡を破ったのは前半42分!

流れるようなパスワークで左サイドを崩し、最後は中島翔哉のスルーパスに2列目からの飛び出した伊藤敦樹が反応し、F・マリノスGKポープ・ウィリアムの股の間を通して冷静に決めて先制!





さらに後半21分には、またしても伊藤敦樹が今度は敵陣中央でグスタフソンの縦パスを受けてドリブルでペナルティエリア手前まで運ぶと、ややゴール左寄りの位置でDF2人を前にする狭いシュートコースながら、針の穴を通すような正確なグラウンダーシュートをゴール左下へ突き刺し追加点!
自分も思わず『素晴らしい!』と叫んでしまうほどのゴラッソ!
伊藤敦樹は鮮やかなドブレーテをプレゼントしてくれました!





後半41分にF・マリノス加藤聖に決められ1点を返されるものの、終始試合を優位に進めたレッズはこのまま逃げ切り、2-1で勝利!

2001年のここ埼玉スタジアムでのこのF・マリノス戦に始まり、これまで観戦したホームのF・マリノス戦で1度も勝てませんでしたが、ようやくの初勝利となりました!

このチームに勝つことはアントラーズに勝つことと同じくらい嬉しく、それもこのバースデーシリーズでの勝利ですので喜びは格別です(*≧∇≦)ノ!!





この日のヒーローはもちろん会心のドブレーテで勝利に貢献した伊藤敦樹!


『今シーズン、始まってから、なかなかチームの力になれていないと感じていた。
チームの勝利に貢献したいと思っていて、やっとゴールという形で勝利に導くことができて、嬉しく思います。』

ここ最近は浦和から離れていたため、選手の細かいデータなどはチェック出来ませんでしたが、今でもこういった粋のいい選手が活躍し続けている浦和レッズ。

こういった選手の活躍を見るとまた近いうちに埼スタに行きたくなります。



そしてこの試合で守護神・西川周作が史上3人目となる600試合出場を達成。

本人はこの記録について、

「通過点でしかない。
とにかくチームのためにベストを尽くす。
勝てて良かった」

「浦和レッズのゴールを守り続けるというのはいい緊張感がある。
緊張感のおかげで成長できている。
見られている視線があるから、多少痛くても痛くない。
何かこう力を与えてくれる。
今日も4万人いてくれた。」

2014年にレッズに移籍してから実に11シーズン目となる西川。
これまでも数えきれないほどのファインセーブでチームを救ってきました。

37歳というベテランの粋に達しつつある年齢ですが、ゴールキーパーというのは経験がモノを言うポジション。
ウナギのタレやワインのように年月を重ねるごとに『ウマさ』が増してきますので、これまで培った経験を生かしてこれからももっともっとチームの勝利に貢献してほしいです。




久しぶりに来た埼スタ。
そこは僕がずっと昔から知ってる浦和レッズの変わらない姿がありました。
浦和レッズはどんなことがあっても、いつになってもずっと浦和レッズなのです。

僕自身をサポーターとしても人間としても成長させてくれた浦和レッズ。

今年のバースデーシリーズの記念すべき初陣を飾るに相応しいチームでした。

これからもそのリスペクトの気持ちは永久に持ち続けていきたいです。







さて、レッズが見事な快勝を見せてくれて幸先のいいスタートを切らせてくれた今年のバースデーシリーズ!

次回の第2ラウンドは、5月10日の埼玉西武ライオンズ!

ベルーナドームでの東北楽天ゴールデンイーグルス戦!

同じ埼玉の誇りであるレッズが最高の結果を出した後だけに、ライオンズも足を引っ張るわけにはいきません!

レディアからバトンを受けたレオ&ライナも是非とも続いてもらいたいです!