従者の荷物から、切っ先に毒が塗られたクナイを突き出され、『信長暗殺』の嫌疑をかけられた大沢次郎左衛門…。




小一郎は必死にそれを否定するものの、周りは誰も聞く耳を持ってはくれず…。



『これは罠じゃ!
大沢殿が我らに寝返ることを恐れた(斎藤)龍興の仕業じゃ!

大沢殿がやったという証拠もございませぬ!
ここは吟味すべきにございます!』




そこで信長は小一郎に1日の吟味の時間を与えます。
次郎左衛門の身の潔白が証明できなければ、小一郎自らが彼を斬らねばならず、
すなわちそれは鵜沼城で人質となっている藤吉郎の死をも意味します…。



まず小一郎はクナイを見つけ出した前田又左衛門に問い質します。



しかし彼も、そして彼と共に荷物を確認したという、この佐々成政も小一郎の問いかけにはまともに応えようとはくれませんでした…。



次郎左衛門の潔白を晴らす策が見つからず、陣屋へと帰宅した後も途方にくれていた小一郎でしたが、



そんな中で、義弟である甚助が小牧山城で次郎左衛門の従者の荷物の中にクナイを入れてる者を見たという有力情報が!



その犯人は先ほどのあの佐々成政でした!

早速彼のもとを訪れ、問い詰める小一郎でしたが、



核心に迫られた成政は、突然刀を抜いて小一郎に襲いかかります!


黒母衣(くろほろ)衆と呼ばれる織田軍の親衛隊の筆頭を務めている凄腕の彼の前では小一郎など赤子も同然…。




危機一髪となるところでしたが、そこへ突然現れたのはなんと信長!



『このたわけ共が!』



小一郎は信長の顔を見るや否や、次郎左衛門に濡れ衣を着せたのは佐々成政であると必死に訴えますが…、




信長はそんな小一郎を蹴り飛ばし、

『分かっておるわ…。
このわしがやらせたのじゃ…!』

※なんと(  ̄□ ̄;;)!!



すぐに状況が呑み込めない小一郎でしたが、

信長によれば、あの大沢次郎左衛門という男は斎藤道三に見出だされて、親類縁者を悉く追い落として家督を奪ったという過去があるというのです。

『どこかわしに似ておる…。
見ていて虫酸が走る…。

生かしておけば…、
必ずわしの寝首を掻こうとするであろう…。』

なんと信長は調略して味方に率いれたフリをして、初めから次郎左衛門を始末するつもりだったのです…!




『今は違いまする!』
『大沢殿は殿を裏切ったりは致しませぬ!』

と小一郎は弁明しますが、



『人はそうたやすくは変わらん…。
その何よりの証が大沢がここに来たことじゃ…。
奴は調略に応じて龍興を裏切った…。
何も変わっておらぬではないか…。
それに人質を取ること自体…我らを信用しておらぬということじゃ…。

そのせいでサルは死ぬ…。
奴の天運も尽きたということじゃ…。



その代わり…おぬしには天運が巡ってきたということじゃ…。』

そして信長は、次郎左衛門を斬れば、藤吉郎に変わって小一郎を侍大将にするという恐ろしい取引を持ちかけます…。





『わしへの忠義を示せ…。』






そしてその後、早速次郎左衛門のもとを訪れ、今回のことは全ては信長自身が仕組んだことであることを告げると…。



次郎左衛門はこれまでの自分の行いを戒めることとなり、自らの運命を甘んじて受け入れる覚悟を小一郎に伝えます。



それどころか自分のことよりも小一郎の身を案じる男気を見せました…。



翌朝、小一郎が訪れたのはお市様のもとでした…。



小一郎が話す前にお市様は、信長への口添えを拒否しますが、その代わり信長の壮絶な過去を話してくれました…。




第4話でもチラッと出てきた、信長の弟・信勝…。

彼は信長にとっては父親だけでなく母親も同じの本当の意味での実の兄弟でした。
そして本当の意味でのたったひとりの弟…。





幼い頃よりふたりの兄弟は本当に仲が良く、何をするにも行動を共にしていました。




しかし、時代の流れがそんな兄弟の運命を引き裂くことに…。
家臣が焚き付けたことでもありましたが、信勝は信長に対して謀反を企てます…。
それも2度も…。






1度目は許した信長でしたが、2度目はさすがに許せず、実の弟を滅ぼすことになってしまいました…。





『なぜじゃ‼️信勝😭‼️
なぜじゃ~😭‼️』




信じていた実の弟の裏切り…。
この一件以来、信長は人を信じられなくなったというのです…。
故に今回の次郎左衛門も信用におけないということで始末されようとしていました…。



もはや手立てはなくなり、絶望的となる小一郎…。




そこへやってきたのは直でした。
彼女は、小一郎が何か良からぬことを考えていることに気づいていました…。



『私が心配してるのは藤吉郎さんじゃない!
あんたの方よ!
殿様を怒らせたら…小一郎だってどうなるか分からないんだよ?!



あんたにもしものことがあったら…私はどうなるわけ?!
あんたを信じて…ここまで着いてきたのに、いつも兄者、兄者って!
あんな奴のために死んだら承知しないから!
私は…小一郎に生きていてほしいの!




あんたは…私と藤吉郎さんのどっちが大事なのよ!?』




直が小一郎のもとを去った直後、ふとそこへやってきたのは前田又左衛門…。

『別にどうでも良いことだが…お前に話しておきたいことがある…。』




そして又左衛門は小一郎に衝撃的な事実を伝えます。

なんと彼は、今回の信長の『次郎左衛門謀殺計画』を佐々成政を通じて事前に知っていたというのです。

そして鵜沼城に向かう直前の藤吉郎にもそれを伝えていました…。



しかし藤吉郎はそれを知った上で…、



『調略に応じれば、大沢の城と領地は安堵すると、殿はわしに申した…。
わしはその言葉を信じるだけじゃ…。』

例え信長が他人を信じずとも、藤吉郎は自分をここまで取り立ててくれた信長を信じたのです…。
ただのバカ正直といえばそれまでですが、藤吉郎への信長への忠義の気持ちは織田家臣の誰よりも厚いのです…。



その真実を知った上で、約束の時間となって信長の前に姿を見せた小一郎…。



しかし、そこで真相を話すことができない小一郎は、曖昧な吟味結果しか話せずに周囲をヤキモキさせていると、




信長は刀を小一郎の前に放り投げ、

『小一郎…。
覆せぬなら約束通り…、
おぬしの手でその者を斬れ…。

さすれば侍大将にしてやる…。』



『そんなものにはなりたくありませぬ!

大沢殿の命は…、
兄の命じゃ!

この手で兄を殺すことなどできませぬ!
わしはどんなことがあろうとも、兄者を裏切りませぬ!

なぜかお分かりか…?
兄者がわしのことを信じておるからじゃ!



殿のことを信じておるのです!

兄者は全て承知しておりました!
兄者はこうなるかもしれないと分かっていても、人質となることを選んだのです!

殿の命に従い、殿のことを信じて!
兄者が殿のことを裏切ることは金輪際ございませぬ!

そういう家臣を!
あなた様は失うことになりまするぞ!

わしを侍大将に…。
ありがたいことじゃ…。
じゃが気を付けられませ!
わしは兄者とは違う!

此度のことであなた様のことが大嫌いになり申した!

わしを生かしておいたら、いつか寝首を掻くことになるやもしれませぬぞ!』




『血迷うたか!
乱心者め!
この場で切り捨ててくれるわ!』



『おぬしらには斬られぬ!



わしを斬るのは大沢殿じゃ!



裏切り者のわしを斬って…殿に忠義の証を示すのじゃ!
さすれば殿も分かってくれるはず!



さぁ!
斬ってくだされ!
兄者のことをお助けくだされ!



直…すまぬ…😢。』





※織田兄弟、大沢兄弟は醜い家督争いの末に殺し合う悲劇に見舞われましたが、豊臣兄弟は違うということ。
自分が出世のために兄弟を殺すくらいなら自分が死ぬという美しく強い絆で結ばれているということ🥺。

小一郎は口には出さずとも、信長に対して、
『我ら兄弟はあなた方とは違う!
豊臣兄弟をなめるな!』
と心では叫んでいました(#゚Д゚)。



そしてそんな小一郎の強い心意気は次郎左衛門の心をも再び動かしました…。





彼は一度振りかざした刀を床に叩きつけた後、小一郎の小刀を使って自らの髷を切り落とし…、




『(おぬしを)斬れぬわ…。』




『織田様…。
拙者は仏門に入り、世を捨てまする…。
家臣、所領の一切を差し出します…。
この者の非礼も…それでお許しくだされ…。』

自分のこれまでの戒め…、
そして自分のために命を張った小一郎のために、彼も覚悟を決めたのでした…。



『あいわかった!』



そしてリミットである夕刻ギリギリになって、小一郎は無事に鵜沼城に次郎左衛門を連れ帰ることができ、



次郎左衛門は息子の主水と愛妻の篠と、




そして小一郎は藤吉郎と歓喜の再会…。

無事に鵜沼城調略は完了したのでした…。





そして…無事に帰宅した藤吉郎を真っ先に出迎えてくれた寧々様…。



藤吉郎は寧々様の前に膝をつき、

『お寧々殿…。
わしと夫婦(めのと)になってくだされ…!

この通りじゃ!』



『はい!』

寧々様の返事はもちろんYES(*≧∇≦)!!




憧れの寧々様と夫婦(めのと)となり、最高の伴侶を得た藤吉郎!
ここから彼のサクセスストーリーはさらに加速していくことになります!




そして次回!

豊臣兄弟が一気にスターダムにのしあがる伝説の瞬間が!



しかし、そんな中で直に異変が…!

何事もなければいいのですが…(>_<)。