さて、なんぞ書かむ。 | みゃもが行く!

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パンクな性格、ソウルなヴォイス。

何かを書くのが、好きは好きだ。
でも、自覚もあるが、文章が長い。
自分で後で読む時も時々、うへぇと思うほど長いものもある。
かといって、そう簡単にスタイルは変えられない。

変えたいとも思っていない。

説明不足とか片手落ち、みたいなのが嫌いな性格もあるのだろうと思う。

発言小町なんかを見ていると面白いっすよね。
・改行しないでダラダラ書いている人
・いろんな人が登場してるっぽいけど、誰が誰だかうまく仕分けしていないので読者全員を迷わせるだけの人
・なぜなのかわからないが、途中で文章をぶち切って一文を結構短くして改行するポエマー
・そのポエマーの中にも、一文が短いくせに、さらに一行飛ばしするという読者の立場に立たない人
・「うれしいなと思って」と書くところ「うれしいな、っと、」って書く人(これキライ)

玉石混交というと同比率でいろいろ混じっているように見えるが、実際にはもっとひどい。

一玉千石混交くらいだと思う。

まあ、そういう中で、自分はタイプ打ちが速くて、口でしゃべるのとほぼ同じくらいでタイピングできる。
勤務先ではタイピングの音で迷惑がられてもいるだろうが、とにかく、ゆっくりもできないし、たくさん書いてしまう癖がやめられない。

そんなわけで、子供の頃から何か書いていたのだが、一つ、どうしても苦手な文章サブジェクトがある。
それが読書感想文だ。

本を読むのは大好きなのだ。
でも、読んだ後で感想を書けと言われると、ものすごく困ってしまう。
ええっと…この本、読んだんだけど…面白かったんだけど…はて、そこから何を書けばいいんだろう、と子供の頃は毎年悩んでいた。
元の本があるんだから、それを読んで、みんながそれぞれ「ふーん」って思っていればいいじゃないかと思うのに、無理やり読書感想文ですか。困るなあ。

下手すると、本の中の本文を抜き書きしかけないと思うので、本当に苦手だった。
読書感想文以外に、文章を書けと言われて困った経験はほとんどない。(但し、仕事で記載する「調書」は、言い回しが独特なので困ることはある。が、仕事だからしかたがない)

何をどんなふうに書こうかと考えあぐんでいる間にもう1冊読めるじゃないかと思うくらいだ。

先日、相方に「子供の頃、読書感想文っていうのが嫌いでねえ」と話しかけた。
相方にとっては「何か書くのに悩んだことあるの」だそうだ。

手も口も文字も同じスピードで出力しているよね(手も?)と思われており「えー?読書感想文が苦手だったの?」と驚いて聞き返された。
「でもさー、映画観たあとのレビューとか、いつもさっさとネットに書いてるじゃん。なんで読書感想文はダメだったの?」と聞かれて初めて、そういえば映画レビューは書いてるなあと思い至った。

なんというか映画って、全体の中でやっぱり1つ2つ、キーとなる場面があって、どの場面をどういうふうに考えて観ていたっていうことにフォーカスしやすいからか、映画レビューを書くのが難しいと思ったことはそれほどない。(書くほどでもないと思えば書かないだけの話でもあるから)


だけど、誰かがすでに文字にしてしまったものを読んで(しかもテキはすでに出版されていて商材になっているのだ!)ド素人且つ子供だった自分が、いったい何を書けばいいのだと、抵抗感いっぱいだった気がする。

さて、今、あれからウン十年経ったけれども、何かの本を読んで「読書感想文を書いてくれ」と言われたら、やっぱり勘弁してもらいたい。

あくまでも勝手だけど、自分が書きたいと思ったら書けるのだろう。

しかし、強制推奨で自分が興味を持ったわけでもない、夏休みの課題図書ラインナップから本を選んで読んで、さあ感想文を書けと言われたら、やっぱり今でも無理だろうと思う。