人間は自分が敗れたときこそ様々な教訓を得るものだ。
私は勝った試合からは かつて何物をも学び得たことはなかった。
生涯アマチュアを貫き通し、自らをコントロールして戦う姿勢から『球聖』と呼ばれたボビー・ジョーンズ
アマチュアでありながら当時の世界4大メジャー、全英アマ、全英オープン、全米オープン、全米アマのすべてに勝利、年間グランドスラムを達成したプレーヤーです。
※スポーツ界におけるグランドスラムという言葉はこのとき世界で初めて使用されたとされています
またこの年間グランドスラム達成直後の28歳で早くも競技生活から引退。
引退後は本業の弁護士のかたわら皆さんご存じの『マスターズ』を創設、開催コースのオーガスタナショナルゴルフクラブのコース設計にも携わったそうです
ちなみに、現在のルールではキャディバッグの中身はクラブが14本までと決まっていますが、このルールはボビー・ジョーンズが進言してルールに採用されたものです
あまり知られていないことですがスゴい影響力ですよね
全米オープンに出場した試合では『アドレスでラフのボールが動いた』と自己申告し自らペナルティを受けた逸話はあまりにも有名。
『誰も見ていないのだから無罰だ』と言ってくれる同伴競技者に対し、『銀行で強盗をしなかったからと言って誰も褒めないだろう?ゴルファーとして当然のことだ』と言ったそうです
結果、最終的に試合に敗れたのですが、まさに『紳士のスポーツ』たるゴルフの申し子ですね
話はもどって、、
人間は自分が敗れたときこそ様々な教訓を得るものだ。
私は勝った試合からは かつて何物をも学び得たことはなかった。
この名言ですが、ゴルフの神髄を説いているものと思います
ゴルフはミスのスポーツです。
何もかも上手く行っちゃうみたいな日もありますが、ほとんどはミスと付き合ってスコアを纏めるためにみんな頑張るわけです
このミスと付き合う、ミスったあとに何とかする、僕はこれを、、
何とかする力(リョク)
と呼んで生徒さんにも指導しています。
諦めが早い、決断が早いのもゴルフには必要な要素ですが、諦めていてばかりでは成長がありません
失敗から何かを学び、自分の地力アップにつなげる
ボビー・ジョーンズの言葉を僕はこういう意味に捉えています
ラウンドレッスンなどでは失敗してもいいからこの状況から何とかする方法を考えてチャレンジしてみてくださいと指導することがあります。
自分たちより経験のあるプロが言うのだから答えはきっとあると生徒さんも考え、解決策を練ってくれます
もちろんそれも失敗に終わることが多いのですが、それもこれも全て経験値の蓄積です
将来の糧です
この『何とかする力』ですが僕は独学でゴルフを研究していた時にテレビゲームの『みんなのゴルフ』(通称みんゴル)で学びました
僕の最初の師匠はゲームだったのですw ニンゲンデスラナイノカヨ
最近のゲームは本当によくできています。
このゲームはコース攻略の考え方はもちろんグリーンの傾斜や速さ、ボールへのクラブのコンタクトの仕方によって球筋を打ち分けられたりと実際のゴルフへ活用するのに充分な機能が備わっていました
このゲームを参考に僕は100を切り、90を切り、シングルプレーヤーになり、競技に出て現在はプロゴルファーになっているのです
学ぼうとすれば何からも学べる
特に失敗や敗戦からは多くのことを学ぶことが出来る
ボビー・ジョーンズの言葉に感銘を受けたのはそういった経験があるからです
皆さんも何かから学ぶ姿勢を持ってみると面白いですよ
何でもいいです。好きなものを見つけてみましょう
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それではまた
より良いゴルフライフを
マヨP