だって だっての おばあさん | mutsumi(ウェルネス追究家)心と身体の健康、QOLの向上「答えは自分の中にある」

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「Viola - Explore the Wellness」略してViEW(旧ビオラヨガ)の活動を通して、ウェルネスの追究をライフワークにしているmutsumiが、日々の気づきを綴るブログ。
心理学、ヨガをはじめ、心身の健康と幸せに役立つ様々な自己啓発メソッドからの学びをシェアします。

こんにちは。

ビオラヨガ VIOLA YOGA インストラクターのmutsumiです。



小学生の国語の宿題に

音読があります。

(学校によって違うかな?)

親が聞いてサインをしなきゃいけないので

まぁまぁ面倒なんですが(コラコラ)

結構おもしろい物語もあります。


小1の国語の教科書に載っていた

『だってだってのおばあさん』が

気に入ったのでシェアしますね。

(長いので、ちょこちょこ省略してます。)



だってだってのおばあさん-佐野-洋子



あるところに、小さな家がありました。

この家には、おばあさんと

一匹の ねこが 住んでいました。

おばあさんは、とても おばあさんで、

98歳でした。


ねこは、毎日、帽子をかぶって、

長靴をはいて、釣竿を持って、

魚釣りに行きました。

ねこは、毎日、

「おばあちゃんも、魚釣りにおいでよ」

と誘いました。おばあさんは、

「だって、私は98歳だもの。

98のおばあさんが魚釣りをしたら、

似合わないわ」

と断りました。


さて、今日は、おばあさんの99歳の

お誕生日です。

おばあさんは、朝からケーキを作りました。

ねこは、おばあさんの作るケーキが

大好きでした。

「おばあちゃん、ケーキを作るの、

上手だね」

「だって、私はおばあちゃんだもの。

おばあちゃんは、ケーキを作るのが

上手なものよ」


(おばあさんは、ねこに99本のロウソクを

買ってくるよう頼みました。

ところが、ねこは、ロウソクを5本だけ

持って帰りました。

あんまり急いだので、川の中に

ロウソクを落としてしまったのです。

ねこは、ケーキに5本のロウソクを

立てました。)


1歳、2歳、3歳、4歳、5歳。

5歳のお誕生日、おめでとう。

おばあちゃん、ほんとに5歳なの?」

「そうよ。だって、ちゃんと

ロウソクが5本あるもの。

今年、私、5歳になったのよ」

と言いました。


次の朝、ねこは、帽子をかぶって、

長靴をはいて、魚釣りに出かけようと

しました。

「おばあちゃんも おいでよ」

おばあさんは、

「だって、私は5歳だもの。

あら、そうね。5歳だから、

魚釣りに行くわ」

と言って、おばあさんは、

帽子をかぶって、長靴をはいて、

元気よく、ねこと一緒に出かけました。


野原はとても広くて、

やさしい風が吹いていました。

おばあさんは、もう長いこと、

こんな遠くまで

来たことがありませんでした。


ずいぶん歩いて、川に来ました。

ねこは、ぴょんと川を とびこえました。

「おばあちゃんも おいでよ」

と、ねこは誘いました。

「だって、私は5歳だもの。

あら、そうね。5歳だから、私もとぶわ」

5歳のおばあさんは、

94年ぶりに、川をとびこしました。


そして、もっと川下の、広い川の方まで

歩きました。ねこは、ズボンをぬいで、

川に とびこみました。

「ああ、いい気持ち。

おばあちゃんも おいでよ」

と誘いました。

「だって、私は5歳だもの。

あら、そうね。私も入るわ」

と言って、おばあさんも、

長靴をぬいで、川に入りました。

「あら、あら、あら、あら。

私、なんて、魚釣りが上手なんだろう」

おばあさんは、すっかり夢中になって、

魚をとりました。


「ねえ、私、どうして前から5歳に

ならなかったのかしら。

来年のお誕生日にも、ロウソク5本、

買ってきておくれ」

と、おばあさんは言いました。

「でも、おばあちゃん、5歳でも、

ケーキ作るの上手?」

ねこは、少し心配そうに聞きました。



☆☆☆☆☆☆☆☆



これは作り話ですが

実際にも、こういうことはありますよね。

自分を何者だと思っているかで

行動が変わってくるのです。


自分をまだ若いと思っていれば

若々しい服を選ぶだろうし

若い人に人気の場所に行くだろうし

若い人達と付き合うだろうし


自分をもうオバさんだと思っていれば

落ち着いた服を選ぶだろうし

熟女(?)に人気の場所に行くだろうし

付き合う人も年配の人が増えるだろうし


年齢だけでなく

自分をどんな人間と思っているかで

行動が決まってくる。

しかも自分で自分をどう捉えているかは

無意識だったりするので

時々振り返ってみるのも

いいかもしれない。


自分はどんな人間なのか?

自分はどんな人間になりたいのか?

そのために

自分は自分にふさわしい環境を

与えてあげているだろうか?




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