春一番 | 子育て終了、海外にいこう!・・・オーストラリア、ブリスベン

子育て終了、海外にいこう!・・・オーストラリア、ブリスベン







ブリスベン37年。
子育ても仕事も終わり、毎日の暮らしをゆっくり楽しむはずが、
なんの因果か、そうではない…

今日は風が強いです。まどのカーテン、と言いたいところですが、洗濯バサミでぶら下げた、ただのはぎれがバタッ、バタッ。

ああ、これって春いちばん、かなあって。

しとしと雨が続いたら、秋の長雨かなあ、と、地球の反対側(やっぱり反対側ですかね、南北の違いでも)で、日本の季節の言葉を使って、納得してます。

金曜日の夜から、日曜日の朝まで、珍しく雨が、ときには結構激しく降りました。

きのう、日曜日は、雨で空がきれいになったんだろうかと思うぐらいきれいな青空になりました。

きょうは晴れているものの、風が強くて寒いです。ブルブル。コンピュータのぬくもりが嬉しい。

2週間前の火曜日にブリスベンに帰ってきました。今週の金曜日に発ちます。

いいです。家って。いや、昔のいわゆる「家」はテリブルですが、今の私の家、いいです。ほんとストレス消えます。

3人の子どもたちもそれぞれ勉強だとか仕事だとかいろいろストレスを抱えています。私も収入なしの状態からどうやって抜け出すか、模索してます。

でも、違うんです。日本の実家とは。

ここに比べたら日本の実家に住むのは、暗い洞穴にとらわれるようなもの、というのは言いすぎでしょうが、あそこってまだテリブルな「家」の続きですもんね。

なら、行かなきゃいい、という声が聞こえますが、やむにやまれぬ人道的精神と申しましょうか。

こうやって抜け出るところがなくて、毎日、親の介護にあたっているみなさん、ごめんなさいね。おまけに介護と言っても、うちの親は施設にお世話になっているんだし。

でも、私の人生も一度きり。楽しく気持ちよく生きたいです。

施設の職員さんと話すと、私と違って、みんな、母にやさしいのですが、「私だって自分の親にはやさしくできないのよ」と言ってくれます。ありがとう!

これって、ほんとです。私だって、母じゃなかったら、他のお年寄りには完璧にやさしくできるんです。

だから、介護対象の親を交換すればいいんですよね。アハハ

もちろん親は、施設だと、ああしてくれないこうしてくれないといろいろ文句を言うでしょう。でも、親が子どもと同居していても、同じ文句か別の文句が出てくるんですよね。

もし、出口のないトンネルの中にいることが分かったら、そこで我慢するのはやめましょう。

デイサービスに行ってもらったり、ヘルパーさんを頼んだり、いちばんいいのはいい施設を見つけて、入っていただくことだと思いますけどね。財政的に可能ならね。

少なくとも若い方の世代が明るく行きられるようにしましょうよ。

共倒れになって殺しあったり(一緒に飢え死にってケースもある)、親が自分を必要としなくなったあと、どうやって生きようかと絶望したりするような人生って、親がまだ自分をなくしていなかった頃なら、きっと親も望んでません。

いえ、別に親がどう思おうといいんですけど、こう書いちゃうのって、やはりまだ私がテリブルな「家」の観念にとらわれてるからですね。

介護保険料も払ってるんだし、使えるサービスは利用しましょう。今はまだ国も地方自治体も払ってくれてますし。

共倒れ一直線みたいなのを見ると、「おばすて山」って合理的だったのかもと思います。両方を支えきれないインフラのもとにあっては、ね。

さて、オーストラリアと日本を行ったり来たり、これを、仕方がないじゃなくて、何かプラスに生かせないかって思うのですが、まさかドラッグの運び屋をするわけにもいきませんし。