側弯症の手術を受けるかどうか。
先生から説明を受け、ほかの患者さんの症例を見せてもらっても、私はまだ怖さがありました。
大きな手術になることはわかっていました。
だからこそ、実際に手術を受けた人の話を聞いてみたいと思いました。
手術を受けた患者さんに会う
私が受診していた病院には、術後の患者さんが集まる日がありました。
病院の紹介で、私もその日に病院へ行き、実際に手術を受けた患者さんたちから話を聞かせてもらいました。
聞いたのは、
* 手術そのものについて
* 手術後の痛み
* 入院生活
* 退院後の生活
* 手術をしてよかったと感じたこと
* 手術前に準備しておいたほうがいいもの
などです。
そして、
「これはあると便利だよ」
と教えてもらったものもありました。
その一つが、**マジックハンド**でした。
手術後は、体を思うように動かせない時期があるので、手の届かないものを取るのに便利だと教えてもらいました。
私はその話を聞いて、実際にマジックハンドを購入しました。
**(実際に手術を受けたあと、私は結局ほとんど使わなかったのですが……※痛みの強いときはマジックハンドを持つこと自体ができませんでした)**
手術を受ける前の私にとっては、こうした「実際に経験した人からの話」はとてもありがたいものでした。
執刀医を決めるときに気になったこと
そして、手術を受ける病院や先生を決めるときに、もう一つ気になっていたことがありました。
それは、背骨に入れるボルトの本数です。
もう一つの病院では、背骨にたくさんのボルトが入っているレントゲンを見せてもらいました。
実際のレントゲンを見て、
「こんなにたくさん入るんだ」
と、少し驚いたことを覚えています。
一方、私がお願いすることにした先生からは、私の場合はもう一つの病院で見たものよりも、ボルトの本数が少なくて済むという説明を受けました。
どちらの方法が医学的に良いのか、当時の私にはもちろんわかりませんでしたし、今の私にも判断できません。
ただ、当時の私は、
「できることなら、ボルトは少ないほうがいいな」
と感じました。
それも、この先生にお願いしたいと思った理由の一つでした。
「自分も手術できるかもしれない」
患者さんたちから話を聞いて、一番大きかったのは、手術後の生活を具体的に想像できるようになったことでした。
それまでは、
「手術をしたら、一体どうなるんだろう」
という怖さのほうが大きかった。
でも、実際に手術を経験した人たちが、目の前で話をしてくれる。
「この人たちも乗り越えたんだ」
そう思いました。
すると、少しずつ怖さが和らいでいきました。
そして、
**「自分も手術できるかもしれない」**
と思えるようになりました。
手術後の生活についても、少しずつ具体的に想像できるようになりました。
もちろん、怖さが完全になくなったわけではありません。
それでも、この人たちの話を聞けたことで、私は手術を受ける決心がつきました。
22歳の私は、側弯症の手術を受けることを決めました。
ここからは、手術に向けた準備が始まります。
次の記事では、手術前の自己血貯血など、手術を受けるまでに行った準備について書きたいと思います。
※この記事は、私自身が22歳頃に経験したことを記録した体験談です。術後の経過や必要な準備、便利なものには個人差があります。この記事で紹介しているマジックハンドも、私自身は購入したものの、実際にはほとんど使用しませんでした。