手術を検討することになり、私は2か所の病院を受診しました。
最初の病院では、手術後の患者さんのレントゲンを見せてもらいました。
背骨にボルトがびっしり入っていて、とても怖く感じました。
まだ手術について知ったばかりだったこともあり、その場で決めることはできませんでした。
その後、自分でも調べているうちに、側弯症の手術で有名だという先生を見つけました。
手術件数が多く、患者さんからの評判もよかった先生です。
「この先生に診てもらいたい」
そう思って、受診することにしました。
説明がわかりやすく、信頼できそうだった
実際に先生に会ってみると、思っていたより怖くありませんでした。
説明もわかりやすく、
「この先生なら信頼できそう」
と感じました。
先生からは、手術によってどうするのか、手術後の生活、入院期間などについて説明を受けました。
その中で、印象に残っている言葉があります。
**「なんでここまで放っておいたの」**
そう言われて、私は思わず泣いてしまいました。
厳しい言葉でした。
でも、そのあと先生は、
**「でも、大丈夫だよ」**
と言ってくれました。
その言葉を聞いて、私は少し救われたような気持ちになりました。
厳しいことも言うけれど、そこには愛のある感じがありました。
その日は、手術を決めなかった
ただ、その日に手術を受けると決めたわけではありません。
一度、家に持ち帰ることになりました。
そして別の日に、両親にも一緒に来てもらって、改めて先生の話を聞くことになりました。
そのとき、ほかの患者さんの症例を見せてもらいました。
私よりも症状が重い患者さんのデータもありました。
「こんなにひどくなるんだ」
と驚きました。
また、先生からは、症状が重い状態のまま放置すると、寿命にも影響が出てくるという説明も受けました。
たくさんの患者さんのデータを見ているうちに、自然と涙が出てきました。
いろいろな患者さんの姿を見ながら、
「私も、このままにしておいたらどうなるんだろう」
そんなことを考えていたのかもしれません。
その日のことは、今でも覚えています。
この先生にお願いするのか。
手術を受けるのか。
ここから、私は自分の人生に関わる大きな決断をすることになります。
次の記事では、両親と一緒に先生の話を聞いたあと、私が手術を決めたときのことを書きたいと思います。
※この記事は、私自身が22歳頃に経験したことを記録した体験談です。医師から受けた説明については、当時の記憶に基づいて書いています。側弯症の治療方針や手術の適応は、一人ひとり異なります。