「やっぱりオカラがいいと思うの」
人妻は唐突に話始めた。
俺 「ダイエットにか。ワンコにも
良いらしいな。安いし」
ミロを抱っこしながら人妻は続けて言う。
※人妻の顔は難しい。どうしても美人になる。
人妻「安くはないと思うんだけど・・
お世話になった、退職する方
に贈ろうと思うのよ。
買ってきてくれない?」
俺 「は?オカラを?」
人妻「ミロとも相談したのよ。ね~ミロ」
ミロは目をそらしているが、
そう言い残すと人妻は寝てしまった。
ミロと相談?
ワンコと話せる特殊能力は俺にしか
ないはずだ。人妻にも備わったのか??
それはヤバイ。今までの愚痴が・・・
ん?・・・まてよ
俺 「もしかしてバカラじゃね?」
そういえば以前、センスのいい贈り物は
ないかと相談された事を思い出した。
ミロも「相談に乗った覚えはないのだが」
と振り返った。可哀そうに。
悩んでいただろう。
元上司が定年退職した際、俺は
モンブランのボールペンを贈った。
後日、お返しにバカラのグラスを
頂いたのだが、人妻がその日の内
に欠けさせたという思い出がある。
あの、〇トリ(線香じゃない)の珪藻土
とかいうプレートには、いいグラスを
のせない方がいい。
センスのいいお返しだと思い
覚えていた。
(割れ物とか縁起とかは無視する)
お酒をたしなむ方なら、
きっと喜んでくれるはずだ。
ピンキリだが手ごろな値段の物もある。
下手すると、手に入り辛いプレミアが
ついた、注ぐ方の「山崎」(春のパン祭り
じゃ無い)より安い。
俺は関係ないよね。とミロは寝る
体制に入った。相談されてないと
安心したらしい。
そのまま俺はネットで買えるのか
調べてみた。ネット販売もしている!
俺「まあ、こーゆのは気持ちだしな。ポチっと」
すぐさま、我が家に発送するそうだ。
ミロとスキンシップを取っていたら、
2Fから人妻が下りてきた。
人妻「あのさ、そのダカラって
何だっけ?思い出そうとして
寝れなくなったわ」
いつの間にやら、機能性飲料の
名前に変わったらしい。
それに何だかわからず俺に
買えと言ったのかこいつは・・
俺「バカラだ。グラスだ」
納得して2Fにあがっていく
人妻を見ながら俺は呟いた。
俺はお前に負けない「チカラ」
が欲しいよ・・・
でも今は、ミロという「タカラ」
があればそれでいい・・・
読んで頂いて有難う御座いました。
ミロにいいねお願いします。
ランキングに参加しました。鼻ポチもお願い致します。
↓



