俺 「さて！ミロのさんぽ行ってくるかな。」
人妻「ミロのサンポ！道はタンボ！歩くテンポ！
赤ちゃんホンポ！飲むのはカンポウ！
江戸川ランポウ！yo！yo!」
突然人妻はラップバトルを仕掛けてきた。
俺は人妻の肩を抑え、すぐ帰ってくるから。
とだけ伝え出かけた。
大分暖かくなってきた。もう雪の心配はないだろう。
隣町の駅までは大体25分位かな。
往復で40～50分位の散歩だ。
桜はまだ蕾だ。東京はもう開花したが、
こっちは2週間ほど遅い。
例年なら、東京は卒業式に合わせて、
こっちは入学式に合わせて咲いているが、
今年は異例の遅さだ。早く満開の桜が見たい。
あっという間に隣町の駅についた。
ここは学生時代にできた駅だが、寂れてしまった。
実家から、先日散歩したぼう駅までと、さほど距離が
変わらない。
内緒だが、ぼう駅に自転車で行って通学し、
帰りはこの駅で降り、自転車を必死に探した
ことがあった。
<ぼう駅への散歩ブログ>
さあミロ折り返しだ。
来た道と別の道で帰ろう。
途中公園にあった看板に、画質が悪くて
見えないが、「犬の おことわり」と書いて
ある・・・
恐らく「フン」が消えたんだと思うが、
これでは、なんだか人間が
断られているみたいだ。
もしくは「すずめの戸締り」続編の
「犬のおことわり」なんだろうか？
想像は膨らむ。
ブツブツ言っている俺を見上げるミロ。
俺 「ただいま～」
人妻 「払え勘定！俺の感情！お前の友情！
yo！yo！」
ムスコー「作れ弁当！それは適当！
滑って転倒！yo！」
いつの間にやらムスコーがバトルに
参加している。
俺は、終わるまでミロと寝る事にした。
こうなったらブームが去るまで
待つしかない。
そうだ…口にサランラップを巻いて
やろう。
有難う御座いました。
ミロさんぽ動画にしました。
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