オレはクロスケ。
オレの家から筋向いにルイ君は
住んでいる。
ルイ君はパピヨン犬で一歳である。
ルイ君は先週いつものように
ご主人と公園を散歩してそこで
4匹の柴犬に出会った。
4匹は親子でルイ君は2匹の子柴と
調子づいてジャレていた。
ところが突然父柴が吠えたてルイ君の
鼻に噛みついてきたそうだ。
ルイ君のご主人はオレのご主人様に
一部始終を話したうえ
愛する犬を守るには決っして目を
離してはならない
と言った。
これにはオレも異存はない。
ご主人様は
ラナンキュラス・ラックスの花を
ルイ君に持って行った。
ルイ君のご主人は大喜びで
艶のある花びらが美しい。
オレは
犬に花は無用の長物と思う。