こんにちは 、遅くなりましたが、
「ドラマ監査法人」の最終話の感想です。

最終話については、特にツッコミはないです。

感想ですが、
ドラマとしての、終わり方は少し消化不良のような気がしました。
前6話と短いんでなかなか難しいのでしょうか。

「当初は、監査先の会社から報酬をもらいながらもその会社に対して時には厳しいことも言わなければいけないという、監査法人の立場の苦しさ、そこで働く会計士の葛藤」を描いてくれるのかと思ってましたが、

どちらかというと、「人間の弱さを描いた」のかなという気がしました。
例えば、
「エスペランサ監査法人の理事長になったことで態度が変わった小野寺さん」
「普段は厳しい判断を貫いていたが、親友が絡むことでいつもの厳しい判断ができなかった若杉くん」
です。
これはこれで面白かったです。

今回の話でとても感動したというか嬉しかった場面が、
うじきさん演ずる、尾張部品役員と若杉君のやり取りのシーンでした。

うじきさんが
「(工場を案内しながら)我々の会社をこれまで、支えてくれているのは、これら、現場の社員達です。彼らの日々の努力がこれまでの尾張部品を支えてきてくれました。」
と自信にみちた口調で言ってました。

このように、従業員のことを誇りに思い、それを外部の人に堂々と言えるというのがすばらしいと思いました。

また、
「我々、役員はどうなってもいい!!だから、社員を守ってくれ!」
と言ってたシーンも涙でそうになりました(笑)。

近年、自分が経営者になると、自分のポストを守ることばかり考える人も少なくないなかで、このような役員たちの下で働ける社員は幸せだなと思いました。

この前テレビで、お好み焼きチェーンの社長が、
「会社組織を逆ピラミッド」で描いていました。

通常、会社組織構造を図に描くと、
社長から順に役員、部長、課長、現場社員、アルバイト等
と上から下にピラミッド型に書きます。

ですが、その社長はそのピラミッドを逆にしてました。
その社長曰く「一番えらいのはお客様、そのお客様と一番接するのは現場の社員・アルバイトの人達、だから、彼らが会社では一番えらい。社長含め役員等管理職は、彼らがベストを尽くせる環境を作る裏方」
とのことです。

この社長と尾張部品の役員達は同じ発想なんだと思いました。

これで、全6話が終わりましたが、
次回は番外編として、全体としての感想を総括的に書いてみたいと思います。
こんばんは
監査法人最終回も終わりましたね。

周回遅れとなっちゃってますが、
今更、第5話の感想です(こっちのほうがビデオとかとられてる方のネタバレになりにくいからいいと、言い訳しつつ)。

第5話では、若杉君の友達(?)が登場しましたね。
ドーナツチェーンの社長でした。
このドーナツ屋の特徴は、「自分達がドーナツを売るわけではなく、加盟者に店舗の運営・ドーナツ販売をしてもらい、それに対するロイヤリティを受取ることが収益」というものです。

これは、現実にもあります。
いわゆる「フランチャイズ」っていうやつですね。
みなさんの近所にある「数字の名前のコンビニ」も一部はそれです。

これのメリットはこんな感じです。

会社「コンビニの店舗まだまだ増やしたいんだけど、お店出すにはお金がかかるんだよなぁ。。。最近銀行も厳しいからあんまりお金貸してくれないし。。。」

加盟者「定年退職したけど、どうしよう、退職金たくさんあるけど、趣味もあんまりないしなぁ。。。まだバリバリ働きたいなぁ。。。お店出したいけど、そんなノウハウはもってないしなぁ。。。」

ここで、その「フランチャイズ」というシステムが登場するわけです。
そうすると、会社は、出店費用は加盟者が一部払ってくれて、継続的にロイヤリティ収入が入ってきます。
一方、加盟者にとっては、お店経営のノウハウを会社から教えてもらいつつも、自分が店のオーナーになれるし、有名店の看板も借りれるという感じで双方にとってメリットがあります。

井上さんのビジネスもこれです。
そういう意味で、特に新しいリスクのあるビジネスモデルではなく、
堅実に加盟店舗を増やしていれば立派な会社になっていた可能性も充分にあったと思います。
上場を急ぎすぎてしまったのがよくなかったと思います。

つっこみどころとしては、
やはり、若杉君と茜さんの、「国税顔負けの調査」ですかね。
実際の監査では、前回のIT企業と同じで、直接相手先に行って話を聞くことはできませんから、せめて、加盟金について「確認状」というお手紙を送って書面で確かめるくらいかなと思います。

あと、印象に残ったのは、
小野寺さんが、新しい監査法人の代表になってからの、変わりようが興味深かったです。以前まで嫌ってた、篠原理事長と同じようになってますよね。
やはり、組織のトップに立つと、また別のプレッシャーがあり、これまでとは違う考えになるということでしょうか。

個人的には、「組織のトップである前に、一人の会計士である」ということを肝に銘じておきたいと感じました。

あと、ショックだったセリフが、若杉君の奥さんの母親の
「厳しいんですね、まあ、精錬潔白の上に他人の欠点を責めることがお仕事ですからね!」
という言葉です。。。

これは「痛いなぁ。。。」と思いました。

「他人の欠点を責めることが仕事」
これは、少し当たってるかなと思います。
好きで会社の誤りを見つけるわけではないですが、逆に何も見つけないと「この会計士だいじょうぶかぁ?」ということになるので、きちんと仕事をするということは誤りを見つけることになります。
誤りを指摘されて気分がいい人なんていないので、「あんまり人に好かれる仕事ではない」とは思ってましたが、改めて言われると悲しいですね。。。

ですけど、監査はそんな、憎まれ役だけではないんです。
「会社がわからないことについて親身になって相談にのる」
というのももう1つの大事な仕事なんです。
この場合は、「会社の悩みの解決のお手伝いをした」ということで、会社から感謝される仕事です。
おそらく、会計士の人たちが「監査の仕事しててよかったぁ。。。」と感じる瞬間の第1位だと思います。
そんな、唯一(?)のやりがいの元も最近ではやりずらくなってるんですけどね。。。

長くなりましたが、今回はこんな感じで。
こんばんは、
しばらく、更新をしてませんでした。

ドラマ監査法人も5話まで終わって、最終話を残すだけです。
とりあえず、今回は4話の感想を(5話はまた次回で)書きます。

今回、会計の専門用語が出てきました。

「繰延税金資産」

会計に詳しい人でなければ、わからないですよね。。。
誤解を恐れずに簡単に言うと、「前払税金的な資産」です。

これが難しいのは「回収可能性」という話です。
というのは、基本的に会社の税金は利益がでたら払います
この繰延税金資産は「税金支払時にその支払う金額のもととなる利益を減らす効果を持つもの」です。
これを、前払税金的な資産として資産計上します。

なので、仮に税金支払時にそもそも利益がでないような状況であれば、そのような「繰延税金資産」は意味がなくなってしまいます。

ですので、きちんと、繰延税金資産に将来の税金負担の軽減効果があるかという「回収可能性」がとても重要になります。

現実の監査でも、この「繰延税金資産の回収可能性」は、会社・会計士共に頭を悩ませるものです。

このドラマにでてくる東都銀行のモデルだと思われる、「りそな銀行」もこの「繰延税金資産」が破綻の引金になりました。
さらに、現実では、このりそなの監査をめぐって、会計士の方が自殺しています。
ですので、前回、吉野さん(東都銀行の監査責任者)がうつろな表情でエレベータに乗ったシーンを見て、「まさか吉野さんも。。。」と思いました。

第4話で、つっこみというか疑問に思ったのが、
若杉会計士が、上司の小野寺さんに誘われて行った、
経済界のパーティー(という割には、ヒルズ族の若手IT企業家の集まりという感じ。。。)のシーンです。
なぜか、財政監督庁(金融庁?)のキャリア官僚がいて、ドーナツ屋さんの社長を「この方は、目の付け所がいい」と紹介してましたが、「???」という感じでした。

第4話は、監査法人や会計士を描いたというより、
普通の経済ドラマという色合いが強い気がしました。
3話までにあった、「会計士としての葛藤」を描いた部分が少なく感じ、少し寂しいなという感じでした。
5話以降に期待したいと思います。