認知行動療法の第一人者のおひとり、
伊藤絵美枝先生が、心理士人生のすべてを詰め込んだ!と書かれた1冊です。
専門用語は、思ったことや考えていることを外に書きだす「外在化」以外は
殆ど出てこない、誰にでもわかりやすく書かれた1冊です。
読む本、というよりは「やる(行う)本」になっています。
まずは、自分の心が落ち着かない時、
どうやったら落ち着かせられるかというワークが10個。
それから、どうやったら孤独に陥らずに人とつながれるか、というワークが10個。
さらに、ストレスに対する自分の反応を客観視したり、
自分を苦しめる考え方を変えるためのワークなどがたくさん紹介されています。
難しい方法ではなくティッシュをちぎる、ため息をつくといった
誰もがやったことのあるような、分かりやすくて身近な方法で
ストレスに対処し、自分のご機嫌をとってあげる。
そんな方法がたくさん紹介されている1冊です。
もうすぐ春、旅立ちの季節ですね。
環境が変わったり、新しい役割を課せられたり、誰かと別れたり
みなさんそれぞれに変化が生まれる時期かもしれません。
こころが辛くなった時に、この本に書かれている方法を試して
自分で自分を助けることが出来るようになるといいですね!