東京都がなぜ尖閣諸島を買うのか話そう!! | 東京リーシングと土地活用戦記

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猪瀬直樹の「眼からウロコ」
東京都がなぜ尖閣諸島を買うのか話そう
東日本大震災で日本人の国土意識に変化
2012年05月29日 日経BP

 「東京都尖閣諸島寄附金」への寄付総額が5月28日月曜までの入金確認分で9億5000万円を突破し、10億円を超える勢いで増えている。「災後社会」で国土意識を高めた日本のサイレント・マジョリティが、寄付を通じて意思表明をしている。

予想される所有権の相続問題に国は何もしない
 米ワシントン市で講演した石原慎太郎都知事が4月16日、「日本人が日本の国土を守るため、東京都が尖閣諸島を購入することにした」と発言した。沖縄県石垣市の尖閣諸島のうち、石原知事と旧知の民間人が所有する魚釣島、北小島、南小島を購入する計画である。

 民間人の所有者は高齢で、いずれ相続の問題が発生する。私有地として転売されると、尖閣諸島は欲得の世界に巻き込まれる。中国人が300億円で購入を持ちかけたという噂も流れていた。ここで東京都が購入すれば、所有権問題は安定する。

 所有権の相続問題が発生することは予想されていたはずなのに、国は対策を打ってこなかった。

小笠原諸島での環境保護などのノウハウが生かせる
 尖閣諸島には、固有種のセンカクモグラや絶滅危惧種のアホウドリがいるし、海洋資源もある。しかし、魚釣島、北小島、南小島と久場島(民間人所有)について、国は毎年2450万円の賃料を払っていながら、それらの保護や管理を怠ってきた。

 国がやらないなら都がやるしかない。東京といえば高層ビルの都心のイメージが強いが、伊豆七島のさらに太平洋遠く小笠原諸島、硫黄島、南鳥島、沖ノ鳥島など島嶼部も住所は東京都なのである。

 東京都は世界自然遺産となった小笠原諸島など島の管理や環境保護、海洋資源調査などのノウハウを蓄積している。尖閣諸島にもそうした実績を役立てることができるだろう。

 このような観点から石原知事が尖閣購入計画を公表した直後、僕はNHKで次のようにコメントした。

 「都の予算で購入することになるが、都民からの寄付、あるいは広く国民からの寄付がたくさん集まれば、購入予算を低く抑えることができる」(4月17日の夜7時のNHKニュース)

ツイッターに3000件以上もの反応があった
 このコメントを受けて、ツイッター上で寄付への高い関心が示された。じつに3000件以上の反応があった(寄付金口座開設後の反応を含む)。好意的な反応がほとんどだ。その一部を紹介する。

 「全国の有志が寄付してくれることを期待! 東京都は日本国民の窓口だ。日本の領土を守ろう!」
 「初任給の使い道はこれしかないと思い寄付させて頂きました。国のための一助となることを願っています」
 「昨夜いなかの中学同窓会有志の飲み会があり、その中で尖閣諸島の寄付金の話をしたら希望者が出てきて振込先を教えてやりました」
 「少しですが大阪から振り込みさせて頂きました。今までは日本の領土がどこまでとかあまり考えた事ありません。今回の寄付はよく考えてしました。考える事を与えてくださってありがとうございました」
 「ドイツ在住の大阪府民ですが、私も喜んで寄付したいです」
 「都の姿勢に賛意を示す人がこれだけいるのだということに正直驚きました。裏を返せば政府への不信ということでしょうか。結果がどうなるにせよ,人々に物事を考えさせるためのきっかけを与えたという点では良い問題提起だったと今さらながらに思います」


2010年9月の中国漁船衝突事件が国土意識を刺激
 4月27日に「東京都尖閣諸島寄附金口座」を開設し、5月1日には部長級1人と課長級2人を含む7人体制の専従組織を設置した。口座を開設してから5月1日までの5日間で、7600万円もの寄付が集まった。

 その後も寄付は伸びつづけ、5月28日時点で9億5126万円、件数にして6万6968件もの寄付が集まっている。口座開設してからわずか1カ月で10億円に手が届きそうなところまできた。

 1人あたりの寄付金額は約1万4000円になる。家計をやりくりしてまさに志で寄付をしてくれている人がたくさんいる。「長者の万灯より貧者の一灯」という言葉があるように、日本中、いや世界中の日本人から真心が届けられている。

 「戦後社会」では、日本人は領土への関心が比較的薄いと考えられてきた。尖閣諸島はひとつの記号であり、そこに住み、そこを故郷としている日本人がいるわけではない。しかし、多くの日本人が熱い反応を寄せるのはなぜか。

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 最初のきっかけは、いわゆる「尖閣沖中国漁船衝突事件
」だったように思う。2010年9月、海上保安庁の巡視船に中国漁船が激しく体当たりを繰り返した。その様子を撮影した映像がインターネットに流れてから、日本人の国土意識はおおいに刺激されるようになった。

大震災後、運命共同体としての日本列島を意識
 もうひとつ、日本人の国土認識を大きく変えたきっかけが東日本大震災である。大地震による巨大津波も、その結果として引き起こされた原発事故も、災害列島に住む日本人に共通の民族の記憶を呼び覚ました。北海道から沖縄まで、ユーラシア大陸に対して円弧状に連なる運命共同体としての日本列島という認識だ。

 「災後社会」の日本で、国土意識は大きく転換していた。そこに、石原知事の尖閣購入計画がピタリとはまった。10億円という寄付金によって表されたのは、「戦後社会」では見られなかった国民の心象の発露なのである。

 東京都では、ひきつづき寄付を受け付けている。寄付金口座は、みずほ銀行東京都庁出張所(店番号777)、普通預金口座1053860、口座名は「東京都尖閣諸島寄附金」。寄付金控除対象。お問い合わせは東京都知事本局尖閣諸島寄附担当(03-5388-2206、平日午前9時~午後6時)まで。詳しくは東京都HPをご覧ください。

猪瀬直樹(いのせ・なおき)
作家、東京都副知事。1946年、長野県生まれ。1987年『ミカドの肖像』で第18回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。『日本国の研究』で1996年度文藝春秋読者賞受賞。以降、特殊法人などの廃止・民営化に取り組み、2002年6月末、小泉首相より道路公団民営化委員に任命される。東京工業大学特任教授、テレビ・ラジオ番組のコメンテーターなど幅広い領域で活躍中。著作に『日本の近代 猪瀬直樹著作集』(小学館)、『東京の副知事になってみたら』(小学館101新書)、『言葉の力』(中公新書ラクレ)、『昭和16年夏の敗戦』『黒船の世紀(上・下)』(中公文庫)、『東條英機 処刑の日』(文春文庫)。最新刊に『決断する力』(PHPビジネス新書)がある。 オフィシャルホームページ:http://inose.gr.jp/
猪瀬直樹Blog:http://www.inosenaoki.com/
Twitterのアカウント:@inosenaoki
書籍の直販を始めました!:http://www.inose.gr.jp/shop/


尖閣沖中国漁船衝突事件での対応を

見ていた・・

地主さんも・・今の民主党政府では・・

中国に転売されてしまうと感じたんでしょーかねーー