新iPadに触れて分かった潜在力 「生産、創造」のデバイスに | 東京リーシングと土地活用戦記

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新iPadに触れて分かった潜在力 「生産、創造」のデバイスに

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新iPadに触れて分かった潜在力 「生産、創造」のデバイスに
ジャーナリスト 石川 温

 3月16日、米アップルから新型「iPad」が発売となる。

本体デザインは従来モデルであるiPad2とほとんど変わらない
 3月7日(現地時間)の発表以降、発表内容を読んだ人から「ほとんど進化していなくて落胆した」といった声を何度も聞かされた。国内外のアナリストやメディアからもアップルに厳しい評価が発せられている。「スティーブ・ジョブズ氏の亡き後、アップルは革新的でなくなった」と、新体制を不安視する論評もあったほどだ。

 だが、そういったネガティブな意見のほとんどは、実機を見たことがなく、ウェブなどの記事を読んだだけで新型iPadを評価しただけにすぎない。

 新型iPadは、スペックを見ただけではあまり魅力を感じられない。しかし実機を見て、触ることで評価が一変する。「iPadを見たか」「見ていないか」で意見が180度変わるデバイスなのだ。

■52グラム増量も違いはあまり感じられない


新・旧ディスプレーの解像度の違いは鮮明だ(左が新型「iPad」)
 発表直後からおよそ1週間、筆者は新型iPadを持ち歩く機会を得た。

 見た目のデザインは全くと言っていいほど前モデルの「iPad2」と変わらない。高さと幅は同等で、厚さが8.8ミリから9.4ミリと0.6ミリだけ増えた。重さは601グラムから652グラムとなり、52グラムも重くなった。ただし実際に触ってみると、その違いはあまり感じられない。iPadを持ち歩くユーザーはカバーやケースに入れるだろうから、これ程度の違いをあまり意識することはないはずだ。

 デザイン的な変化がなかったので、「進化していない」と落胆するファンが多かったようだ。ただアップルはここ最近、iPhoneが「4」から「4S」のときにあまり変化がなかったように、大きなデザイン変更は2年に1回のペースとしている。新型iPadがiPad2とほぼ同じデザインを継承したのも、決して驚くべき話ではないと感じる。



2台あるうちの上が新型iPad。重ねてもあまり違いは感じられない


iPad2同様、3G対応モデルは上部に黒い帯が入っている
 新型iPadで劇的に進化したのはディスプレーだ。Retina(網膜)ディスプレーを採用し、電源を入れた瞬間には、画面の美しさに驚かされる。iPhoneが「3GS」から「4」に進化したときと同じように、とにかく画面が美しくなり文字がくっきりと見える。