3月小売業販売額は13年ぶり減少幅、落ち込みは全国に拡大
[東京 27日 ロイター] 経済産業省が27日に発表した3月の商業販売統計速報によると、小売業販売額(全店ベース)は前年比8.5%減の11兆2460億円となり、13年ぶりの大幅減少となった。東日本大震災の影響による流通網の寸断や消費マインドの冷え込み、計画停電などが影響したものとみられる。
業種別にみると、燃料小売業を除く全ての業種で減少した。特に自動車小売業は同32.8%減と過去最大の落ち込みとなったほか、百貨店など各種商品小売業や衣類なども10%の大幅減となった。落ち込みは東北・関東を中心にほぼ全国的なものとなっている。
小売業販売額の減少幅は、1998年3月の消費増税駆け込みの反動減以来、最大となった。被災地では店舗自体が壊滅的な状況にあったほか、原子力発電所の事故の影響や、物流の停滞、電力不足により営業時間が短縮されたこと、消費自粛などが影響。
特に被災地である東北地方では、大型小売店の販売が23.8%減、関東では10.2%減と2ケタの減少。
その他の地域でも九州以外は減少となっている。
業態別で最も打撃の大きかったのは百貨店で、前年比15.4%減で過去2番目の落ち込みとなった。高級品や衣料品を中心に買い控えが顕著となり、衣料品の売り上げは2割減と過去最大の減少。
一方で、スーパーでは飲食料品が伸びて、落ち込みは1.5%にとどまった。さらにコンビニでは、カップ麺やファーストフードに加えて、電池や懐中電灯、マスクなどの防災用品を中心に売り上げが伸びて、合計で9.1%増となった。
今後の消費動向について経済産業省では、足元4月では客足の落ち込みは徐々に緩和されてきているもようだが、まだ食品や防災用品などが需要の中心となっている地域もあるとしている。消費の本格的な回復にはまだ時間がかかるとみられる。
日本のアウトルック「ネガティブ」に変更、格付け据え置き=S&P
[東京 27日 ロイター] スタンダード&プアーズ・レーティングズ・サービシズ(S&P)は27日、日本の長期ソブリン格付けのアウトルックを「安定的」から「ネガティブ」に変更した。
長期ソブリン格付け「AA─」と短期ソブリン格付け「A─1+」はそれぞれ据え置いた。
「ネガティブ」のアウトルックは、財政悪化に歯止めをかける財政再建策が打ち出されず、今後2年間に財政が現在の見通し以上に悪化した場合は、格下げとなる可能性があることを示している。財政および経済見通しの不透明性は、今後6カ月から2年以内に弱まるとS&Pは考えている。政府債務が現在予想されるペースで拡大し続けたり、対外純資産残高が減少することになった場合には、長期・短期ソブリン格付けを引き下げる可能性がある。
・・・・・衣料品の売り上げは2割減と過去最大の減少って・・
日本のアウトルック「ネガティブ」に変更って・・
