教室 汗だく…冷房設置1割
児童に氷配布 体育館に放水
新学期が始まった学校で、子どもたちが猛暑にあえいでいる。東京の区部などを除き、公立小中学校の教室の冷房化率は低く、夏休みで家庭の冷房に慣れた子どもたちの健康や学習への影響が懸念される。
各学校では、氷を配ったり体育館に放水したりしてしのいでいるが、5日は屋外での運動中に熱中症とみられる症状で搬送される児童生徒が相次いだ。専門家は「夏の教室の環境は劣悪。継続的な対策が必要だ」と指摘している。
熱中症を「警告」
5日には36・6度を記録、最高気温が35度以上の猛暑日が全国最多の計37日となった群馬県館林市。公立小中学校の普通教室に原則冷房は入っていない。
2日、同市立第六小3年1組の教室は33度に上昇、担任の小山長子
ちょうこ
教諭(53)は、運動会の練習を終え校庭から戻った児童たちに、市が学校に配った製氷器で作った氷を渡した。早速ほおばった柿沼莉里花
りりか
さん(8)は「授業中も汗がいっぱい出てしまう」。この日はまだ涼しい方だ。
体育館の温度は36度あり、熱中症の危険を知らせる「携帯型熱中症計」の赤いランプが点灯した。児童たちはまず持参した水筒の水などを飲んでから運動会の踊りを練習、約10分おきに休息し水分をとった。児童の健康や学習に影響すると、同市は教室への冷房導入を検討しているが、約5億円かかりそうだという。
文部科学省が作った基準では、夏季の教室温度は30度以下が望ましく、学習に集中できるのは28~25度だ。
だが、同省の2007年度調査では、全国約40万の公立小中の普通教室のうち、冷房装置があるのは10・2%。普通教室の冷房化には国が費用の3分の1を補助する制度があるが、校舎の耐震化なども進めねばならず、一部を除き普及していない。この夏の酷暑で多くは「基準外」の教室になったとみられる。
想定外の暑さに見舞われた東北地方。岩手県奥州市の市立胆沢第一小では、校舎の改修などのため、8月18日の2学期開始から体育館でも授業をしていたが、同月23日に館内の温度が38度に上昇。翌日と翌々日は地元消防団が屋根に放水してしのいだ。
仙台市教委では8月下旬、児童生徒の水筒持参など対策を講じるよう学校側に通知したが、担当者は「扇風機もない学校がほとんどで冷房機など考えたこともなかった」と困惑する。
23区、ほぼ完備
都市部は冷房化対応の地域差が大きい。東京都23区内は、公立小中の普通教室の95%が冷房完備(09年調査)。さいたま市、川崎市、京都市も教室の冷房化をほぼ終えた。一方、東京の市町村地区の冷房化率は17・6%。横浜市は「校舎の改築などがあり手が回らない」(市教委)と、市立学校の教室には原則冷房がないという。
5日、猛暑日が過去最多記録に並ぶ計28日となった大阪市も、市立小中の冷房化率は15・6%。各校は校費で扇風機を買うなどして対応している。同市立今福小の場合、校舎や体育館の壁面をゴーヤやヘチマなどの「緑のカーテン」で覆った。運動場にはテントを張り、霧状の水が噴射されるようにして児童の「避難先」にした。
体育館や屋外の活動では熱中症の危険性も高い。5日は、運動会が行われていた宮城県栗原市の市立小学校で、5年生男児(10)が熱中症とみられる症状で搬送された。新潟県津南町の中学校では体育祭で200メートル走を走り終えた3年男子が、体育祭が行われていた福井市や長崎県の高校でも、生徒が病院に運ばれた。
(2010年9月6日 読売新聞)
2010年09月04日
「暑くて勉強に集中できない。エアコンを設置してほしい」 横浜市立小中、保護者から要望続々
1 名前:かしわ餅ρ ★:2010/09/04(土) 16:45:04 2ちゃんニュース
「暑くて勉強に集中できない。エアコンを設置してほしい」。猛暑が続く中、教室のほとんどにエアコンが設置されていない横浜市立小中学校の保護者から、そんな要望が同市教委に相次いで寄せられている。同市教委は「費用が莫大(ばくだい)になるため設置は難しい」としており、つる植物で校舎の外壁を覆い温度を下げるなどの手段も検討したいという。隣の川崎市では大半の市立小中学校でエアコンが
設置されており、学習環境に“格差”が生じている。
横浜市教委によると、夏休みが明け、ほとんどの小中学校が授業を再開した8月27日頃
から、エアコンの設置を求める保護者の要望が十数件届いているという。
同市立小中学校491校のうち、教室にエアコンが付いているのは、道路や線路に面し騒音が
ひどくて窓を開けられない7校のみ。エアコン設置費は、1校あたり約5000万円と見込まれ、
全校に付けると約300億円が必要という。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20100904-OYT8T00148.htm
市教委では、エアコンを付けていない理由について、校舎の多くが1960年代から80年代前半に、人口急増に伴って建てられたもので老朽化しているため、予算を改修費用に優先して投じてきたことを挙げている。外壁から部材が落ちたり、排水管から水が漏れたりした校舎もあるという。
同じ政令指定都市の川崎市では2009年度までに市立小中学校164校のうち、大規模改修
などを予定している9校を除いて全校にエアコンを設置した。同市教委は「ここ数年、夏の
気温が上昇しているなどから、快適な教育環境を提供するために設置した」としている。
県内のもう一つの政令市である相模原市では、市立小中学校109校のうち、エアコンが
付いているのは、航空機騒音で窓が開けられないなどの32校のみ。同市教委は「今後は
学校現場の意見を踏まえて、エアコンの設置を研究していきたい」としている。
一方、横浜市立金沢高(金沢区)など同市立高3校では昨年度以降、保護者が資金を出し
合ってエアコンを設置した。金沢高は今年6月、リース会社と10年契約を結んでエアコンを
取り付け、空調整備費として保護者1人あたり、年間5000円を負担している。
同校では「この夏の暑さの中、保護者から『エアコンを設置して良かった』という声が多く
上がっている」という。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20100904-OYT8T00148.htm
猛暑:授業短縮、校長室を開放…小中学校で四苦八苦
新学期が始まった学校現場で、猛暑のため授業時間を縮めたり、運動会を延期する動きが起きている。うだるような教室やグラウンドで、子供の体調維持を優先した措置だ。エアコン付きの校長室を開放して熱中症予防を図る学校もあり、体調管理に四苦八苦だ。【田村佳子、五味香織】
学校の冷房設備が少ない東京都杉並区では38度に達する教室もあるといい、授業を6時限から4時限に縮める中学が現れた。6日まで2日間短縮した杉森中の風見章校長は「夏休み明けに午後まで授業をしたが、あまりに暑い。子供の体調が第一」と説明した。やはり2日間短縮した井荻中の中嶋隆雄校長は「インフルエンザや台風では経験があるが、暑さでは初めて」と苦渋をにじませた。
横浜市立中山中は、夏休み明けの8月27日から当面、授業を1コマ50分から45分に短縮している。前期の期末テストが近く授業短縮は避けたいが「風通しの工夫で対応できるレベルではない」(諏訪部真史校長)。
文部科学省によると、全国の公立小中学校で冷房が設置されている普通教室は07年度で10.2%。調査は3年に1度で、近く10年度の調査をする予定だが、担当者は「さすがに増えていると思う」と語る。
8月下旬、女児6人が運動会の練習中に熱中症で病院に運ばれた横浜市立さつきが丘小は、9月25日の運動会を10月23日に延期した。冷房のある校長室や特別教室を開放し休息を呼びかけているが、体調不良を訴える児童が連日のように出ているという。運動会延期の動きは兵庫県西宮市や宝塚市でもある。
9月末の運動会本番を控え、東京都荒川区立汐入東小は大型冷風機(高さ約1.5メートル、幅約1.1メートル)2台を借り入れ、体育館に設置。タンクに入れた水の気化熱を利用し、涼風を送り出す仕組みだ。
5年生の大塚永遠(とわ)君(11)は「空気を全部流してくれる感じで気持ちいい」と話した。また屋内プールは予定を約1カ月延ばし、10月初めまで利用するという。
群馬県館林市は8月、約1000万円かけて小中学校や幼稚園など全31施設に冷水機や製氷器を配備した。毎年高温を記録する地域だが「例年とは暑さのレベルが違う」と市教委担当者。小中学校の普通教室にエアコンはないが、来年度以降の設置を検討する。
毎日新聞 2010年9月6日
全国約40万の公立小中の普通教室のうち、冷房装置があるのは10・2%!!??
まあ、子供達には、夏休みがあるからね。
でも、この数字、考えさせられるネーー・・・・
そして、やっと、秋らしく、なってきましたねーー

